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〜始まり〜

雨が降る中、森の中を歩いている少年がいる。

その少年は、13才くらいだろうか。赤紫色のショートヘアに、あかいTシャツ。胸の所に大きな緑のリボンがある。その、隣には妖精がいる。と、いってもあの、人間のような妖精ではない。

緑の丸い体にてっぺんに花。尻尾についている、クリスタルがキラキラと光る。

ー世界中には、わずか、何十人しかいない、妖精使い。すなわち、フェアリー・サーナという人がいる。この少年、ロトがーそう。フェアリー・サーナ・・・!!

その、少年ロトが緑の妖精に言った。「なかなか雨やまないね。リドマ」その、リドマといわれた妖精が怒鳴だした。「だー!やまないじゃねーよ!お前が、方向オンチのせいでこーなったんだろ!」リドマの黄色の瞳がロトを見る。

「ごめんよ。リドマ」ロトが誤るとその場は静かになった。・・・リドマがロトに怒鳴った。「静かすぎだー!なんか喋れー!」ロトが、リドマの口を抑えた。「しっ。」ロトが静かに言う。ロトの目先には騎士がいる。自分の村を指差すと馬に乗りーいってしまった。

ロトとリドマが茂みから出て来た。リドマが怒鳴る。「だー!どうしたんだよ!なんで隠れてんだよー!!」

ロトが、ゆっくりとした口調で言った。「あれは、シンルロ騎士団。通称、神の盾騎士団。」リドマが、ため息をつきながらロトに言った。「だからって、何で隠れるんだ?」ロトは、リドマの問いに答えなかった。

しばらくして、雨が止み村に帰った。ロトは、静かなリドマを見て、クスッと笑った。この、小さな村、マドーレンには、北の方に、シャインツリー。通称、太陽の木がある。その木のそばには、ロトの母の墓がある。ロトが、太陽の木の所に来た。

かつて、母は自分をとても愛してくれてた。その事を思い出すと涙がこぼれる。ロトは、涙を服にこすり墓に、花を添えた。そして、手を合わせる。「お母さん。静かにお眠りください・・・」そう言って、すぐに立つ。その時ー「ロト・・・。」頭に、誰かの声が響いた。「リドマ。何か言った?」リドマが、首を振る。また聞こえる。「ロト・・・」ロトは、落ち着いて聞いた。「君は誰?」その、声が答える。「シャインツリーです・・・もう、太陽の光が無くなってきています・・・。」ロトが、驚いてシャインツリーを見る。そして、聞いた。「太陽の光って?どういう事だい?」返事がくる。「太陽の光が・・・この世界から、消えてしまうんです。」ロトは、少し黙り、やがてまた口を開いた。「どうすればいいんだ?」「太陽のクリスタルの話しってますか?」ロトが、頷く。太陽のクリスタルとは、太陽のような光を持つクリスタルーでも、おとぎ話のはずじゃ・・・。シャインツリーが言う。「それは、おとぎ話では無い。本当に有ります。」ロトが、さらに驚いた表情をつくる。「どこにあるんだい?」シャインツリーが言う。「分かりません。けど、本当にある事は確かです。どうかー」ロトが、微笑んだ。「分かりました。太陽のクリスタルだね?たしか、3つあるんだろ?」シャインツリーが、ハイと言った。

そうと決まれば、寝ていたリドマを起こし、旅のしたくをしに家に向かう。

家には、16才か?赤いマフラーに、白の、袖なしのシャツ。茶色のジーンズ。赤い髪をした、青年がいた。横には、黄色で丸い、尻尾がつぼみの妖精がいる。「サン兄さん。僕は、いきますよ。」その、サンと呼ばれた青年が言う。「・・・太陽のクリスタルか?」ロトが頷く。サンがクスッと笑った。「俺も、いくよ。ロト。」ロトが青の瞳を輝かせながら言った。「兄さん!」ロトがサンに抱きつく。「分かったから、早く準備しとけ。明日いくぞ。」ロトが、二階に行き、準備を始める。ああ!明日が、早くこないかなぁ。


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