神代政府最高責任者
〈神代政府最高責任者〉5月31日月曜日
【最高責任者】
「いよいよ明日、歴史に刻まれる瞬間が訪れる。神代を代表して言う。本当にありがとう」
【最高責任者】
「私が出向くわけにはいかんだろう」
【タマ】
「……どちらにせよ、そういうのは苦手だと――ではこれで」
【最高責任者】
「君とソラはどういった関係なんだ?」
【最高責任者】
「無理にとは言ってない」
【タマ】
「……リーダーのいない組織。目的は一緒でも、決定権はそれぞれにある」
【タマ】
「……一度会われてみては?」
【タマ】
「……まぁ明日会いますが」
【最高責任者】
「………」
【最高責任者】
「いや、遠慮しておこう。もう長くない自分の身に恩返ししたい」
【最高責任者】
「それより、どうせ帰ってくるんだ。いまさら大学に戻る必要性もあるまい」
【最高責任者】
「防衛長官を務めてはみないか?成功で有権者も認めてくれる」
【タマ】
「……どうして防衛長官にさせたがる?」
【最高責任者】
「……どうして寄り道をしたがる?」
【タマ】
「………」
【最高責任者】
「…………」
【最高責任者】
「そのふてぶてしさは以前より磨きがかかってるんじゃないか?」
【タマ】
「……だとしたら、あたしは嬉しいって、思ってるんじゃないですかね」




