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『明け』の明星(神代篇)  作者: どうしてリンコは赤いの?
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一方的な短縮会議

〈一方的な短縮会議〉5月15日土曜日

【議員】

「マスコミ、与野党内の対応は全て最高責任者がなさるとのこと。でもあなたの身には一切関知しないと……そういうお達しです」

【タマ】

「………」

【議員】

「ひ、秘書はともかく、警護はやはり必要でしょう?」

【タマ】

「……どちらもソラが引き受けてくれた」

【議員】

「………」

【議員】

「ちょっとよろしいですかな。あなたが最低限以上の干渉を嫌うのは知ってますが、会議の場でそういう露骨な雰囲気を漂わせるのは感心しませんね」

【タマ】

「……どうでもいい」

【議員】

「……やれやれ、どうやら子供が紛れ込んでるようですね。いつまで貫けますかな」

【議員】

「はっきり言いましょうか?あなたは神代の専有者じゃないんですよ。誰でもない」

【タマ】

「……自覚する気が無い相手に言ってどうする?それよりは、はっきりさせておいた方がいい」

【タマ】

「……権限はあたしにある」

【タマ】

「……結果が出なかったあんたらの皮肉を一瞬たりとも聴いてやる立場にはいないってことだ」

【タマ】

「……誰だろうと失うまでは従順でいる義務がある」

【タマ】

「……あたしの全ての言動は、最高責任者の決断と捉えてもらって一向に構わない」

【タマ】

「……どっちだ?」

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