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子供の頃の夢

私の子どもの頃の夢は

お嫁さんになること


素敵な旦那さまとかわいい子どもたちに囲まれて

みんなで楽しく食卓を囲み

今日あったことをそれぞれ話して笑い合う


お風呂ではしゃいだ子どもたちが

遊び疲れて寝た後は

旦那さんと二人の甘い時間…


ゆっくりワインとか飲みながら

「お疲れさま♡」なんていって

旦那さんが優しくキスしてくれて…


それで、休みの日には……




ガチャン!!


天音

「あーーっやっちゃった…涙」


麻央

「もーーっ、天音!!

そんな昔の夢を語りながら片付けてるから落とすんだよ?

もう何万回もその話聞いてるからっ!

その話はもういいから…洗い物に集中!」


「うん」

天音は割れたカップを片付けながら

小さく返事をした


はぁ…

私の夢はいまだ叶っていない

そして、今のところ叶えるための相手すらいない


いま、私の未来の旦那さまはどこでなにをしているのだろう…


麻央

「天音…ちょっときて…」


麻央が玄関の方から呼ぶ声が聞こえた

すぐに行くと…


麻央

(しっ)

と唇に人差し指を当てる


(静かにして…隣から何か聞こえる)


私は特に興味もなかったが

言われた通り静かにして耳をそばだてた


何やら女の人と男の人の声が聞こえる

おそらく玄関前の通路で話しているのだろう


なにを話しているかはよくわからないが

女の人の口調からかなり怒っているようだ


(なにやらかしたんだろ…男の人)


パーンッ!!


私と麻央はその音に驚いた


麻央

「あれ、たぶん殴られたね…」


天音

「う、うん…」


その音の後は静かになり…

麻央と私はリビングに戻った


麻央

「じゃあ、私そろそろ帰るね」


天音

「うん、またきて

あ、そうだ

私もスーパーいくから、一緒に出よう」


麻央

「いいけど、帰り気をつけなよ

この前あのスーパーの近くで痴漢出たらしいから…」


そういえば

ご近所さんもそんなこと話してた


天音

「大丈夫だよ、行こっ」


私は麻央と家を出てスーパーに向かった

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