第一章:1話/俺だけが居る神社
この作品は、しゃろうさんの楽曲。「神隠しの真相」を聴きながら読むことをオススメします。
チュンチュンチュン……清々しい朝だ、そして憂鬱な朝でもある。何故なら今年は数十年に一度の大豊穣祭がある年…そのせいで神主の家系の俺達は準備をしなければならない…あと単純に月曜の朝ってのもあるけど。
「さて、学校へしゅつぱーつ!」
俺の名前は神間 社、今日から春休みが終わって高三になる。
「社ー!一緒に登校しようぜー!!そういやさ!昨日の日曜ロードショー見た?やっぱ隣のテトロ面白いよなぁ〜」
「はいはい、わかったから離れろー」
「冷めてーな〜」
このウザいのは世廻 現、こんな奴だが女子にはモテる。許せん
そんな事を考えている間に学校に着いていた、クラス分けの紙が玄関前に貼られている。
現「おっ、俺は1組か、社は?」
社「はぁ…1組だよ…」
現「一緒じゃーん!今年も仲良くしような!」
社「へいへい…」
今年もこいつと一緒かよ…何を隠そう、この社、幼稚園から高校二年生までずっと同じクラスだったのである。
社「なんで俺らは離れないのかね…」
現「それが運命ってやつだよーん」
……うぜぇ
社「ほら、教室行くぞ」
現「りょうかーい」
教室のドアを開けると…
社「だろうな…」
現「みんなー!」
いつものクラスメイト達である。
社「なぜだ…なぜ離れられないんだ…」
一同「それが運命って奴だよ!」
社「うるせー!」
そして学校も終わり…
現「じゃあ俺こっちだから!またな!」
社「はいはい、またなー」
学校から帰ればまた神社の仕事が始まる…はずだが、今日は親がいないので遊び放題である。
社「ひゃっほー!!」
棚からお菓子を取り出し食べ始める
社「あー、これが幸せか…」
その時、ふと隣に目をやると、見た事の無い白い髪の美少女が立っていた。
社「おわぁっ!?誰!?」
???「ふふ、驚いた?私は世廻 幽!」
社「世廻…だって…?」




