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黄金旅路〜輝きをこの手に〜  作者: スシ郎本店
第7章 年末総決算有馬記念編
33/36

第32話 GrandPrix

第70回有馬記念(GⅠ)中山芝2500M(良)

1 スターライトビート 武勇

2 ニューストーン   祭田極方

3 サクララウンディ  西園寺結城  

4 キルテッドスキル  合田かのん  

5 スターズオンアイス H.マスケ   

6 ハンドレッドアイ  田中介    

7 ヴァヴェガ     C.ルメイラ   

8 サンデースター   K.ミュラー 

9 ヒーゴットガン   田所浩二

10 ジャパーン     K.レーン

11 ニューデイズ    S.アツキ

12 マイルスマイルス  柴崎浩太郎  

13 レガレプロフェンド 望月柚子

14 シランガナ     堺流清   

15 ミスタースタリオン 堀井正太郎

16 グロリアドーロ   近藤流清

馬群が西日に照らされながら向正面へと入っていく、先頭からシンガリまで11馬身圏内だ。


《もう一度整理していきましょう、先頭は7番のヴァヴェガ、その後ろに14番シランガナと13番レガレプロフェンド鞍上望月騎手GⅠ初騎乗、そして単独4番手にはヒーゴットガン外からゆっくりと上っていったのは欧州馬ジャパーン!さぁ前の三頭めがけて位置を押し上げていきます!》


《更にその後ろ5番手外に2冠牝馬スターズオンアイス内側にサクララウンディで半馬身あいてキルテッドスキルとスターライトビート、武勇騎手いわく「向正面での折り合いが重要」トレース前に語っておりました、その折り合いはどうなんでしょうか!そしてニューストーン後ろおっつけてゆっくりと位置を上げたグロリアドーロめざすGⅠ初制覇..とハンドレッドアイ、更にはさらにはマイルスマイルス二冠馬フランス帰りです。1000Mの通過1000Mの通過、タイムは59.4秒ほぼ平均ペースといったところです!馬群を引っ張るヴァヴェガ!2番手に上がってきたジャパーン!》


ジャパーンが少し位置を挙げたくらいで隊列は一向に変わらない。そして観客の心を読み取ったのか5番人気の2冠牝馬スターズオンアイスがなんと向正面でまくっていく。


場内からは歓声とどよめきが入り混じりボルテージは最高潮に達する。


《そしてなんとなんとスターズオンアイスまくっていく!まくって行って早くも先頭に並んだ!並んで交わして先頭だ!先頭はスターズオンアイス2番手にヴァヴェガその後ろ隊列変わりません!》


先頭はスターズオンアイスに変わり2番手にはヴァヴェガ、3番手にジャパーンという展開で早くも馬群が3コーナーに差し掛かる。


《先頭はスターズオンアイスとヴァヴェガだ!人気2頭が先頭だ!3コーナーカーブ!その後ろから馬群がぎゅっと固まって迫ってくるぞ!!ジャパーン率いる後続が攻めてくる!!しかし先頭の2頭とはかなり差があるぞ!果たして後続は届くのか!!4コーナーカーブして直線コースへと向かう!さぁ運命の310M制するのはどの馬か!!!》


場内からは大歓声は、まさに年末のグランプリにふさわしいものだ。


この数年間日本競馬界を盛り上げた英雄の2頭が後続に差をつけて先行している、まるで「来れるもんなら来い!!!」と心の迫から叫んでいるように見える。


《英雄たちを西日が照らしながら4コーナーカーブ!!英雄2頭が先頭!後続とはもう6馬身以上差があるぞ!!!!どちらが勝ってもおかしくない!しかしどちらも負けるな!!!!!!!さぁこれが最後の直線コース!!》


外スターライトビートの鞍上武勇が鞭を1発2発と入れる、そして内のヴァヴェガの鞍上C.ルメイラも手綱をしごき懸命に追っている。そして大きく大きく離れた3番手にはジャパーンとシランガナが競り合っており外からはグロリアドーロも勢いよく飛んでくる。


《スターライトビート先頭!2番手に少し下がったヴァヴェガ!!スターライトビート!スターライトビート!内ヴァヴェガももう一度盛り返す!!!大きく離れた3番手に欧州ジャパーンそしてグロリアドーロも飛んできた!グロリア猛追!グロリア猛追!しかししかし!!!》


大歓声が先頭の2頭に向けられている。


「行け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「差し切れ!!!!!!!!!!!!!!!」


「粘れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


それぞれの愛が、それぞれの思いが、そしてプライドが、ぶつかり合う。


《2頭並んだ!スター!!スター!ヴァヴェガ!!!ヴァヴェガ!!!全く並んだ!!!!これが!これが最後の勇姿!!!!その目に焼き付けろぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!》


《2頭並んでゴーーーーーーール!!譲らない!!!譲れない!!これはどちらが勝ってもおかしくありません!先に3着からの着順を、3着は単独でシランガナ、4着はグロリアドーロとスターズオンアイスで6着は欧州からのジャパーンといったところでしょうか。果たして第70回のグランプリ馬はどちらか!外はスターライトビート、内からヴァヴェガです。電光掲示板1着2着を除いて点灯を始めています。3着シランガナ4着グロリアドーロで5着スターズオンアイスです。》


河田はグロリアを見つめていた、グロリアも河田を見つめていた、やがて英雄2頭を除いて各馬馬道へと向かっていく。


ターフの上には三冠馬と二冠馬が、武勇(王者)C.ルメイラ(若手のエース)が佇んでいた。


一向に立っても着順が映し出されない、場内もどよめき始める。


《まだ結果が出ません、今年の第70回有馬記念の1着はどちらなのか。》


観客たちがすすり泣きを始める。


場内の実況からも鼻をすする声が聞こえてくる。


そして大歓声が響く。


その声は中山競馬場だけではなく、全国のパークウィンズ、WINS、そしてテレビの前の競馬ファンからも響いてるだろう。


《これは運命が用意した奇跡です!!!!場内拍手喝采!!競馬の神様が、運命が用意した答えは》



《「一着同着」です!!!!!!!!!!!!!!》


《一着が2頭います!!!!!スターライトビート!!!!ヴァヴェガです!!!!!!》


2頭を西日が力強く、そしてどこか優しく照らしていた、まるで祝福するかのように。

1着 スターライトビート 

   ヴァヴェガ

3着 シランガナ

4着 グロリアドーロ

5着 スターズオンアイス

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