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黄金旅路〜輝きをこの手に〜  作者: スシ郎本店
第四章 久々の先頭編
20/36

第20話 読売マイラーズ

第57回読売マイラーズカップ京都競馬場芝1600M(良)

1 グロリアドーロ    近藤流

2 セルティックボーン  O. テリエ

3 ステークスファイタ  矢野裕太

4 ゴットファースト   祭田極方

5 ノエルドワール    武勇

6 ドラゴンチェリー   桜木建二

7 フロントランナー   H.マスケ

8 ラストソング     Y.タリル

9 フィーリングッド   山本幹太

10 ワイドネイチャ    吉田直樹

11 ショウナンウィンド  田中介

「一番人気...か」




河田はパドックのビジョンを見つめながら呟いた。




グロリアドーロ1.5倍




ノエルドワール8.7倍




圧倒的一番人気はまさかのグロリアドーロだった。


「単勝オッズを紹介していきましょう。2番人気は1番のグロリアドーロで単勝オッズ1.5倍です。2番人気はノエルドワール8.7倍三番人気はワイドネイチャ19.3倍で以下40倍台です。


オッズはまさにどこぞやのなんちゃらホース4みたいなアーケードゲームで表示されるオッズのようだ。


春の温かいそよ風が吹く京都競馬場に重賞ファンファーレが流れる。


「ラストソング、そして一番人気のグロリアドーロ1.5倍がゆっくりとゲートへ向かっていきます。前頭収まりまして、スタートしました!!」


場内からは歓声が響いた。


「先頭はワイドネイチャが奪って2番手にショウナンウィンドそれを交わしていくのは4番のゴットファースト単独4番手にはグロリアドーロゼッケン1番です!


グロリアはいつもよりすこし神経質になっているのか騎手のゆうことをちゃんと聞いていない様子だ、必死になだめて6.7.番手を追走させようとしている騎手に対し「うるせぇ俺は行くんだ!!」とでも言いたげに必死に抗い前へ前へ突き進んでいくグロリア。


京都1600Mは息をつくヒマがない、スタート直後は長い長い直線に加えて向正面で坂を登っていく。


「まだだ、まだ抑えて」


近藤は必死にグロリアをなだめてなんとか向正面で5.6.番手に抑えることに成功した。


「向正面から三コーナーへと向かっていきます、先頭は粘るワイドネイチャ、二番手ゴットファーストコーナーカーブ後続がゆっくりと加速していく!そして4番手グロリアドーロ外にはノエルドワールそして最後方からフィーリングッドが加速して来ている!4コーナーカーブから直線コース!」


グロリアドーロは王道の番手、ここからギアを上げていこう。それが近藤の策略だった。


「先頭はワイドネイチャ粘る粘る更にはゴットファースト間を割ってステークスファイタもやってきた!グロリアドーロもエンジンが掛かった!外からノエルドワール飛んできた!外からノエルドワール!すごい末脚!しかししかしうちからやってきたグロリアドーロ!!」


残り200Mで外からはノエルドワールが鬼の形相で追い込んでくる、しかし内から「俺に勝てると思うなよ!」と言いたげに暴力的な末脚を披露するグロリアドーロ、2.3馬身先行しているノエルドワールを捉える勢いだ。


「ノエルドワール!しかし内からグロリアドーロ飛んできた!並んで交わしたグロリアドーロ!二馬身三馬身突き放す!強い強い抜けたグロリアドーロ!重賞初制覇だ!!グロリアドーーーロ!!!!!!」




辛抱




ついに報われた


河田の思いはそれだけだった、きっと近藤も同じ事を考えているだろう。


「一着はグロリアドーロ、約1年ぶりの勝利!そしてめでたい重賞初制覇です!最後は先行するノエルドワールを一気に捉えきり爆発的な末脚で二馬身三馬身突き放して強い競馬を見してくれました!


その日の夕刊には


「シルコレ馬めでたい初重賞」 


「安田という黄金の栄光に王手!」


という見出しが大きく踊っていた。

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