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『4ページ目』

そろそろ物語が動き出す…はず

読んでくださってありがとうございます

「私、100歳ってこと?」


「イエ、『時の棺』ニ入ッテイル状態デスト肉体ノ時間経過ガ進マナイノデ、肉体ハ眠ル前ノママデス」


「良かった〜のか?。でも私、寝る前が何歳だったのかわかんないからな〜。それは教えてもらえるの?」


「ハイ。貴方様ノ眠ル前ノ年齢ハ18歳デス。」


「18歳か、にしては体ちょっと貧弱じゃない?あの…特に……む、胸とか…」


「ソウデショウカ?」


「うん…まぁいいや考えないでおこう。でさ、さっき聞いてて思ったんだけど」


「?ナンデショウ」


「『貴方様』ってやめない?なんか変な感じする」


「ソレヲオ望ミナノデアレバ。デハ、何トオ呼ビスレバ?」


「う〜ん、そうだな〜名前がわかれば名前でよかったんだけど。なんかいい感じの呼び方…」


「『主様』デハ、イカガデショウ」


「あ!それで。じゃあよろしくね」


「ハイ、了解イタシマシタ」


「さて、とりあえず色々わかった事と、わかんなかった事とあるけど。あと他に考えるべきことは…あ!」


「ドウイタシマシタカ?」


「いや、そういえば結構大事なこと聞いてないなぁって思って」


「ドノヨウナ事デショウカ」


「私のことをそんな100年以上も眠らせてその製作者さんは私になにをさせたいの?」


「当機ハソノ質問ニ対スル回答権ヲ有シテオリマセン」


「う〜ん大事な質問はそればっかだなぁ。どうにかなんない?それ」


「申シ訳アリマセン」


「じゃあまぁ自分で考えるしかないかぁ」


マリーの製作者は私を眠らせて何かをしようとしてたと思われる

問題なのは一体なにをさせようとしていたのか

100年以上寝かせてやらせたいことなんて普通ないと思うんだけど…


「本当になんだ…?」


「………」


…やっぱりこのことについてはマリーは本当に何も答えられないのか〜


……………


「うん!やっぱりわかんないな」


「ソウデシタカ」


「ん〜なんか、もっとちゃんと考え事するんだったらちょっと気分転換したいんだよな〜。外の空気吸ったりとか……って、ん?」


「オ次ハドウナサイマシタカ」


「…ずっと気づかなかった自分に驚くんだけどさ、なんでこの家…窓無いの?」


「当機ノ製作者ガソノヨウニ建テタカラデゴザイマス」


「えぇ〜窓ないと圧迫感ない?それに外の景色が見れた方が気分明るくなるよ?」


「当機ニモコノ様ニ建テタ意図ハ分カリカネマス」


「そうか〜。まぁとりあえず外に出てみていい?」


「ハイ。ソレハ構イマセン」


「じゃあちょっとマリー、玄関まで案内宜しく!」


「了解イタシマシタ」


そうして私はマリーに連れられて玄関へと向かった




「いや〜起きてから一回も外見てないから楽しみだな〜」


「………」


「え、何その反応」


「イエ…」


「えぇ何、気になるじゃん」


「ハイ…ソノ…恐ラク主様ノ期待シテイルモノトハ全ク違ウモノダト思イマスガ…」


そう言いながらマリーが玄関の扉を開けると………



待って。いや、確かに期待していた綺麗な青空とか綺麗な風景ってわけではないんだけど…


「ねぇマリー」


「ハイ、ナンデショウ」


「表現があってるかわかんないんだけどさ、もしかして…いや、もしかしなくともなんだけど。なんかえっとその、



滅んでない?世界」



扉を開けて一番最初に目に入ったのはこの建物の立っている高台より下に見える家の残骸と遠くに虚しく建てられている煤汚れた王城であった。

一話ごとの話の進むペースが遅く感じているのですがこんなもんなんですかねぇ


そういえば今後本編で触れることがなかなかなさそうなのでちょっと設定公開

マリーは外見が女性型の自立思考システム搭載のアンドロイドとなっています。

しっかり美少女として作られました。自動人形って言った方が近いのかなぁ

ちなみに主人公ちゃんもちゃんと可愛いので映えますね

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