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『3ページ目』

投稿が遅くなりました

申し訳ありません…急ぎで出したのでミスがあるかもしれません

ご容赦ください

「さて、私はいったいなにを忘れているんだろうね…」


まず最初に思いつくのは、『名前』あとは、なぜこうなったのかという『眠りにつく前の記憶』、国名などの『常識』、ついでに『生年月日』と…


「まぁ一旦こんなもんかな…他になんかあるかな?」


「オ答エスルノハ難シイデス」


「あぁ、そうだよね」


となると自分で考える必要があるんだけど、記憶を失っているからそれも難しい。


「うーん…これ結構詰んでない?」


「………」


「え、黙らないでよ」


「申シ訳アリマセン」


「どうしたもんかなぁ…ねぇ何で私はここで寝てたの?」


「先ホドオ答エシタ通リ当機ハソノ答エヲ有シテオリマセン」


「あぁ、起きたばっかの時か。………そういえば私ってどのくらい寝てたの?」


「……………ワカリマセン」


「え?」


「ワカリマセン」


「はい?」


「正確ニハ記録ガ残ッテオリマセン」


「?どういうことなの」


「ハイ。当機ノ記録ハ100年前デ止マッテイマス」


「100年!?」


「ハイ」


「え…本当に?」


「ハイ」


「え、本当に私100年寝てたの?」


「イイエ、『寝ていた』トイウ表現ノ仕方ハ正シクアリマセン。」


「待って次はどういうこと」


「正シクハ『寝ていた』デハナク『死んでいた』トイウ表現ノ方ガ正シイカト」


「ウソ、私死んでたの」


「ハイ」


「でも生きてるけど、今。じゃあなにこれ、夢?」


「イイエ、『死んでいた』トイウノハ貴方様ガ起キタ時ニ入ッテイタ機械ニヨル物デス」


「なるほど?私は機械によって一時的に死んでいた、と」


「ハイ、ソウナリマス」


「いやどんな機械だよ。私が寝る前の世界ってそんな理解できないものがたくさんあったの?」


「イイエ、ソノ機械ハ当機ノ製作者ニヨッテ造ラレタ物デス」


「マリーの製作者ってかなりすごい人だったりする?」


「……スミマセン私二ハ世間カラノ評価ト言ウモノハ分カリカネマス。タダ少ナクトモ、当機ヤ貴方様ガ眠ッテイタ機械、正式名称ヲ『生命活動停止状態維持装置』、通称『時の棺』モ当機ノ製作者デナケレバ作レナカッタト思ワレマス。」


「なんか突然知らない単語が出てきた気がするんだけど、『時の棺』?」


「解説イタシマスカ?」


「えっと、まぁしてくれるのならありがたいけど…簡単にでいいよ」


「……ソレデハ軽ク説明ヲサセテイタダキマス。No.010『時の棺』ハ正式名称ヲ先程モ言ッタ通リ『生命活動停止状態維持装置』トイイ、当機ノ製作者ガ当機ニ次イデ2番目ニ造ッタ機械ニナリマス。」


「ん?2番目なのにナンバーは010なのっておかしくない?」


「ソコノ部分ノ説明ヲイタシマスカ?」


「じゃあしてもらおうか」


「了解イタシマシタ。当機ノ製作者ハ初メニ当機ヲ造ッタ際ニNo.001ヲツケマシタ。ソコマデハ良カッタノデスガ、2ツ目トナル『時の棺』ガデキタ際ニ、ナンバーヲ付ケヨウトシタ時、製作者ハ気ヅキマシタ。“001“ト三桁デツケタガ三桁モ何カ作ルノカ?と。製作者ハ多少焦リマシタガ解決策トシテトアル方法ヲ思イツキマシタ」


「おぉ、その方法とは?」


「2進数デス」


「は?2進数?」


「ハイ」


「なるほど?確かに001は1だし010は2になるけど、それだと001,010,011,100,101,110,111の7つしか作れないよ」


「ハイ。ソノタメ考エテイタプランノ大部分ヲ破棄シテ作ル機械ヲ7ツニマトメマシタ」


「はぇ〜。でもさぁ普通にマリーのナンバーを変えればいいだけなんじゃないの?」


「ハイ、ソノ通リデス。ソノタメ7ツ全テ作リ終ワッタ後ニ気ヅイテ後悔シテオリマシタ」


「……賢いのかと思ったら案外そうでも無いのかな」


「『時の棺』ノ説明ニ戻リマスカ?」


「いやもう大丈夫かな…それよりもねぇ今思ったんだけど」


「ナンデショウ」




「私、100歳ってこと?」

前回、前々回より長くなりました、ちょっとだけ。

今更だけどタイトルの備忘録をつけ出すのはかなり先になります

そこまで読んでいただければ幸いです

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