「颯太は村を守るために戦う!」
「颯太は村を守るために戦う!」
「うわー!」
二人は村の広場に駆けつけて来たのである
今にも、化け物の攻撃を喰らう瞬間のところで、颯太の父子の剣が、村人の子供を守ったのである
「キーーーン」
「やめろー化け物め!この風龍颯太が許さないぞー!」
颯太は化け物に向かって叫んだのである
「ふん!なんだ!お前は!?」
化け物も叫んだ!
「僕は風龍颯太だ!僕がこの村を守るー!」
水鳥波紋はその隙に、子供を抱えて、その場から離れて、颯太を見守っていたのである。
「大丈夫だからね!必ず、颯太がこの村を守ってくれるからね!安心してね!」
子供は恐怖の顔から少し安心した顔に変わっていた。
「ありがとう!波紋ちゃん!」
「この村を守るだと、ふん!笑わせるな!我が主人、徳栄鬼丸様の命令は絶対だ!この村を破壊する!この村は、徳栄鬼丸様の顔に傷をつけた風龍真琴の故郷らしいからな!」
颯太はハッとしたのである
「風龍真琴は、僕の父の名前ではないか!」
それを聞いた化け物は、さらに笑い出した。
「これは面白い!運命とは、酷なものだな!風龍真琴の息子である、風龍颯太を倒せば、徳栄鬼丸様も喜ばれるだろう!」
「そうだ!」
「そうだ!」
「倒してしまえ!」
他の化け物たちも騒ぎ出したのである
「ぼくは負けない!風龍真琴が残してくれた父子の剣でお前を倒す!」
颯太は心の底から、怒りを感じ、目の前の化け物たちを倒す決意をしたのである
「頑張って!颯太!」
水鳥波紋も遠くで、颯太のことを見守っていた。
続く