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938、犬のドラゴンの性欲

ユリトス一行はドラゴン・ベランたちと共に森の中の道をガンダリアへ向けて歩き始めた。

人間は馬に乗り、ドラゴンは徒歩で進んだ。

犬のドラゴンは細身のドーベルマンと太ったブルドッグがいた。

ドーベルマンは言った。

「五味、九頭、あんたたちに教わった、その、アレ、なんだっけ?」

ブルドッグは言った。

「オナニーだろ?」

「そう、オナニー。俺たち毎晩やってるぜ」

九頭は訊き返した。

「毎晩?」

ブルドッグは笑った。

「ああ、毎晩、何発も」

五味と九頭は笑った。

「ははははは、犬の性欲っていうか精力は底なしか?」

「俺たちの上を行く存在だな」

「オナニーの神」

「オナ神」

五味と九頭は腹を抱えて笑った。

ドーベルマンは言った。

「そんなに可笑しいか?」

ブルドッグは言った。

「俺にとっては妻を思い出すいい機会だ」

九頭は笑った。

「あー、既婚者のオナニーか。またそれは深い問題だな。考えもしなかった」

五味は笑う。

「単身赴任者のオナニー」

そこで加須が割り込む。

「おまえたち、この犬たちと何があったんだ?」

九頭は言う。

「ああ、ロンガで囚われたときに、こいつらにオナニーを教えて、こいつらがやってる隙に俺たちは逃げたんだ」

加須は笑った。

「おまえららしいな」

九頭は犬のドラゴンふたりに訊く。

「本当に毎晩やってるのか?」

ブルドッグは言う。

「ああ、毎晩だ」

ドーベルマンは言う。

「ああ、毎日、夜が待ち遠しくて」

その会話へなんとユリトスが割り込んできた。

「ドラゴンたちよ。おまえたちの性欲は人間の女に向けられたものか?それとも同じ犬型ドラゴンに向けられたものか?」

ドーベルマンは答えた。

「そりゃ、犬のドラゴンの女が理想だろうぜ。だが、今時そういう相手を見つけるのは難しい。もしかしたら、人間でもいいって言うドラゴンがいても不思議じゃないな」

ブルドッグは言った。

「俺の奥さんは犬型ドラゴンだ。しかも、ブルドッグ型。あの垂れたほっぺたが最高にかわいいんだよな。う、やべ、立ってきた」

そう言って、ブルドッグは道を外れ茂みの中に入った。

ドーベルマンは後ろから笑って声をかけた。

「おい、ブルトス、まだ夜には早いぜ」

ブルドッグは言った。

「もう待ちきれませーん」

ブルドッグのブルトスは道に背中を向けてシコッていた。

アリシアは言った。

「最低ね」

ユリトスはそれを見ていて深く憂慮した。

「ミラル様がもし、ガランに・・・いや、考えるな。無駄な妄想だ」


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