表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1142/1174

1142、残り二本の聖剣

ラレンはドラゴンたちと戦いながら五味に言った。

「五味、説得するなら、とりあえず、この低脳なドラゴンたちを鎮めるように言ってくれ。無理だとは思うが」

五味はそれを聞いて、ガランに言ってみた。

「このドラゴンたちを鎮めることはできるか?」

「鎮めることはできる。だが、俺がこいつらを鎮めるわけがないだろう?おまえらを殺して聖剣を奪うことが目的なのだからな」

「おまえは一本聖剣を持っているじゃないか?寂滅の剣を」

「三本欲しいのだよ」

「欲張りが!」

「一本は兄者にやる。そして、もう一本はふたりの願いを叶える。母さんに会うという願いだ」

「マザコンか?」

「母さんは、俺たちの父、魔王でありドラゴンの王である父と結婚した女傑だ。また会えれば何かいい知恵を貸してくれるはずだ」

そのとき、ドラゴンたちと戦っているザザックが言った。

「五味、九頭、どちらでもいい。ガランを斬れ。そいつは喋りながら自らの傷を癒やしているぞ!」

九頭は五味の前に出た。

「やっぱり、剣は戦うためにある。五味、俺は戦うぜ」

五味は言う。

「それはあいつを斬るということか?そういう意味ならやめておけ。あいつは心臓がいくつか潰れている。そして、寂滅の剣の聖なる光で体力も奪われている。そんな弱った相手に剣で挑むのは卑怯だし、そもそも剣で戦うこと自体がよくないことだ」

「でも、あいつらは俺たちを殺そうとしているんだぜ?」

「殺そうとする相手ならば殺していいのか?」

「じゃあ、どうすればいいんだよ?」

五味は言う。

「俺たちは聖剣を二本持っている。この剣であのドラゴンの卵を斬ればいいんだ。そうすれば願いを言う権利は俺とおまえになるじゃないか」

「じゃあ、俺たちの目的は、あのふたりの魔王を倒すことじゃなく、あの卵に傷をふたつ入れることか?」

「そういうことだ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ