水属性の龍 中編
あれから水の龍が現れては攻撃してを10分ぐらい繰り返し、簡単にHPが半分まで減り、額の部分が輝き出した。
炎の龍では試してなかったけど、土の龍では額が光っても少しだけHPを削ることができた。でも水の龍はいくら攻撃しても1ドットも減る様子がない。
仕方ないのでスズが魔法で額を攻撃すると降っていた雨が空中の二箇所でまとまり始め段々と龍の形になっていき、同じ龍が二体増えた。
HPバーは三本あるけど、どれも半分まで減っている。
「これ本体に攻撃当てないとダメとかだったらめんどくさいな......」
「もしかしたらHP共有かもしれないし、多分大丈夫だよ!」
そこで、水の龍が二体だけ現れた。カレンが攻撃したけどHPが減る様子はない。
それからも水の龍は海に潜っては二体だけ地上に出てきて攻撃を受けては海に潜るを繰り返してる。どれだけ攻撃してもHPが減らない。
「どうすれば良いんだよ......」
「海に潜ってみたらどう?」
そういえばこの龍が出現したのは海に当たってからだったから可能性はあるか。
「じゃあ俺が潜ってくるわ」
二体の水の龍が海に潜ったのと同時に俺も海に入る。すると、物凄い勢いで海の底まで沈まされた。このゲームは海の中でも息継ぎができるから苦しくはない。
キョロキョロと辺りを見渡すと、急に背後から危機察知が反応したから急いで右によける。AGIとSTRが高いから水の中でもそれなりに早く動くことができた。
さっきまで俺がいたところが、爆発したように水が弾けた。
そこでスズとカレンも潜ってきた。空から海をみると透き通って見えるから俺が底まで引き込まれたのが見えたんだろう。
「水の龍は空中から見えた?」
「見えたよ。攻撃する瞬間だけだけど」




