海
昨日は小説書く前に寝落ちしてしまいました。すみません。
次の日、俺は約束通りスズ達と一緒にエリアボスを倒しに行く事にした。
「......海?」
「海だね」
今俺たちが立っている地面は砂浜、前に見えるのはゲームの中だけど地平線?以上続いているキレイな海だった。
炎、水、風、土の四属性の中で残った属性は水なのでそれに関連するエリアだとは思っていたけど、流石に海は予想外だった。
「潜る?飛ぶ?」
「潜った時何があるか分からないから飛んでった方がいいんじゃない?」
「そうするか」
キレイな海だったので眺めながらゆっくり飛んでいる。しばらく飛んでいると違和感を感じ始めた。違和感の正体はスズの一言でわかった。
「さっきからmobが全然いなくない?」
「「あっ」」
どうやらカレンも同じ違和感を感じていたらしい。
俺たちは海の上空を飛んでいる。空を攻撃できるmobがいないにしても、海は透き通るように底まで見える。でもさっきから生き物を見ていない。
「ここセーフティエリアじゃないよね?」
「第八エリアは街以外セーフティゾーンは無かったと思うよ」
「そういえばエイスの街って行ったことある?」
「私はずっと第七エリアまでしか行ってなかったから知らないわ」
「俺も」
「街ってどこにあるんだろうね?とりあえずどうする?何も起きないし一旦潜ってみる?」
「そうね」
そう言ってカレンが段々と下に降りていく。そして足先が海水に触れた瞬間、地響きのような物凄い音がなり始めた。
「なんだ!?」
「うわっ!何あれ!?」
スズが前方を見ながら言った。カレンも飛んで戻ってきる。
前方には、水の竜巻が雲を突き抜けるぐらい高くまで発生している。すると突然海面から竜巻が途切れ、ぐにゃぐにゃ曲がりだした。頭ができ、翼が生え、手足ができて段々と龍の形になっていく。
「グオオォォォォォォォ!!!!」
水の龍が上空に水のビーム的なのを上空に吐き出すとしばらくしたら雨が降り始めた。
「ここまで演出かよ......」




