学校
昼食を食べ終わり、再びログインして、スズと一緒に仮面屋に行った。スズも目立つからだ。女神様(部下の方)には転生とか女神とかそういうのを黙っててもらい、同じ仮面を買った。
今日から学校が始まる。8時28分に教室サーバーにログインすると、クラスの皆んなは全員ログインしているみたいだ。まだアバターは適応されていないみたいで光の玉だけど。
8時30分になったら、先生がログインしてきた。
「皆さんお久しぶりです。今日の予定は、SWの世界で全て行います。URLメールを送るのでそこから学校サーバーにアカウントを移行してください」
URLをタップすると、いつものSWのログイン画面が表示される。サーバーから、『学校サーバー』を選んでログインすると、自分達の学校の生徒しかいないファストの街にいた。少しずつ人が増えていく。
俺はしっかり仮面をつけているから、俺の正体はバレていないようだ。
俺の学校は、中1、2、3年全て150人ずついて、5クラスずつある。スズも同じ中学校だ。
ログインした始めは、皆んなガヤガヤと騒いでいた。たまに聞こえてくる会話は、
「お前そんな顔だったんかww」
「お前もなww」
と、学校では仲が良かったけど、夏休み中一緒に遊んでないっぽいグループもいれば、
「今日終わった後どこいく?」
「シーさんが言ってた湖でいいんじゃない?結構人いるけど」
と、遊んだグループもいるようだ。
俺は、近くにきた同じ仮面をつけているスズと話していると、周りの声がだんだん小さくなっていった。
先生が全員来て話し始めようとしてるのかな?と思い、周りを確認すると、生徒も先生も同じ方向に目線を向け、口をポカンと開けていた。
俺とスズもみんなの目線の方向を視線を向けると、そこにはカレンがいた。
今、俺の心は『ヤバイ』で埋め尽くされていると思う。カレンには、俺が仮面を持って店を出てるとこを見られているし、フォスの街に入れるプレイヤーは、今のところ俺とスズとカレンしかいないから、この仮面を見られると一発でバレる。
周りは本物のカレンを認識して現実に戻ってきたらしく、キャーキャーワーワー言ってるけど俺はそれどころじゃなかった。
「スズ。カレンには見つからないようにして。この仮面買ったのカレンにはバレてるから」
「分かった」
俺とスズは、少し口元がニヨニヨしているカレンに見つからないように人影に隠れていると、先生に指示が出された。
「皆さん!右側から1年生、クラスごとの背の順で男女別1列で並んでください!」
出来るだけカレンの視界に映らず、反対側を歩きながら自分の場所(俺は3年5組の前から8番目)にたどり着く。隣の女子はカレンだった......。




