土属性の龍 前
風属性の龍の時みたいに【邪龍の影尾魔短刀】を使っていたら魅せプも何もないので、今回は使わないことにする。MPは既に100ぐらいまで回復しているから少しは魔法が使えそうだ。
【武器保管の指輪】で【水魔の片手剣】を右手に、【氷命の大剣】を左手に装備して、土属性の龍に近づくと、龍はこちらに気づいたようだ。
龍が咆哮をあげた途端、龍の近くの地面から、面積3ヘイホウメートル、高さ5メートルぐらいが勢いよく打ち上がってくる。
それが、自分の目の前まで来る前に、水魔法、氷魔法を5MPずつ消費して剣に付与する。どちらの剣も、その属性の魔法威力をアップする固有スキルがあるからこれくらいで足りると思う。
最初に、【水魔の片手剣】を薙ぎ払うように振ると、水が宙に散る。その水が地面に落ちる前に、【氷命の大剣】を斬りあげるように振ると、宙に散っていた水が氷の塊となり、重力に逆らうように固まった。
その氷を足場に、空へ飛ぶ。これで地面からの攻撃は回避した。
正直翼があるからそれで飛べば良かったけど、魅せプするためにやってみた。
そんな事を考えてると、何百個もの数の小さめの鋭い岩が俺を囲むように向けられて、空中で待機させてあった。
【水魔の片手剣】と、【雷命の大剣】を入れ替え、MPを25消費し、雷魔法を付与する。そして、空中で回転斬りをすると、岩一つ一つに雷が落ち、全ての岩が崩れ落ちる。
一気に龍との間をで詰めようと、龍はブレスをしようとしてるのか、口を大きく開けて、待機している。
俺は正面に勢いをつけて突っ込み、ブレスを吐かれる寸前で一瞬で右横に移動する。そのまま、龍の側面を通り過ぎるのと同時に、二つの大剣を龍の体に斬り込む。
お腹の位置ぐらいまで斬ると、龍が暴れそうになったので、離れると、さっきまで俺が通ってたところを尻尾で薙ぎ払いをしていた。
ただ、今の大剣の一撃で2割ほど削ることが出来た。
まあ実質AGI2000越えで出せる最大速度で勢いのまま大剣を斬り付けられたのにその程度しか与えられなかったんだ。
俺は武器を【精霊の魂双剣】に変えて、一瞬で距離を詰める。龍は防御が硬い代わりに動きは鈍く、俺が色々なとこを双剣で斬りまくってるのに反応できてないようだ。
ただ、俺の1撃は、1%も削ることは出来てない。それでもずっと続けていると、龍のHPが5割になった。その瞬間、龍の額が紅く光り、全方向に土の津波みたいなのを発生させる。
俺は急いで上昇した。それでも足には当たりそうだったけど、思いっきり上がる。土の津波は回避し、俺は勢いのままに回る。
途中、武器を【精霊の仮神弓】に変え、矢を引き、額の光ってるところを撃ち抜く。HPは5%ぐらい削れた。
すると、龍の周りについていた、ゴツゴツした岩が砕け、スリム?な龍に変わった。
見た目からして、防御タイプからスピードタイプに変わったんだと思う。
龍が翼を広げて咆哮をあげながら飛ぶ。すると、状態異常にもなっていないのに俺の体は動かなくなり、いつの間にか目の前に来ていた龍に突進されて、HPをぴったり半分なくして吹っ飛び、見えない壁にぶつかった。




