ギルド名
「どうする?スズ1人でやる?」
「ピンチになったらしず兄助けて!出来るだけ1人でやってみるよ。でもしず兄待たせとくわけにもいかないし......」
「俺の装備あげよっか?」
「あ!そういえばしず兄神引きしたんだったね。何くれるの?」
「自由に魔法使った時ステータスのINTって意味あるのかな?一応【神木の枝杖】と【皇煌の羽衣】をあげる。ついでに自衛用に【皇煌の剣】もあげるよ」
「ん。ありがとう!INTの分ダメージ上がったら強そうだけどね」
「プレイヤースズ@シーの妹さんが、世界で3番目の第一エリアボス討伐者になりました。パーティメンバーはプレイヤー:シーさんです」
「思ったより早く終わったね!」
「多分炎弱点かINTが上乗せされてるかのどっちか、もしかしたら両方発動してるかもね」
スズは15分程度で危なげなくキングボアを倒した。
「何か貰えた?」
「装備☆5以上確定福引券が一枚もらえたよ!でも先に第二エリア行こうよ!!」
第二エリアからは、第〜フィールドとかはない。第一エリアがまでがチュートリアルみたいな物で、第二エリアからは完全にオープンワールドみたいな物だ。街=〜エリアという感じ。さらに、ワールドの限度がなく、運営が用意したのが街10個分。つまり、第十エリアまでで、まだ作られてないところに行くと、フィールドと街が自動で作られるようになっている。
街に入るには、その前のエリアボスを倒してからじゃないと入れない。だから、もし俺が今から九エリア目のボスを倒すと、第十の街には入れるが、第三〜九の街は入れない
「第二エリア行ってどうする?」
「先にしず兄の個人フィールド見に行ってギルド建てようよ!」
「そうするか。そういえばカレン誘って、副マスオッケーだって。名前は自由に決めて良いとも言ってた。ただ攻略は別々が良いとも」
「ホント!?カレンさん入ってくれてよかった!これで私達のギルド負けることがなくなったね。ギルド名はしず兄決めて!」
「まじ?俺ネーミングセンス無いよ?」
「私を誰だと思ってるの?そのネーミングセンスが無い人の妹だよ?」
「そうだった......カレンもネーミングセンス無いって言ってたしな......」
本当はカレンはそんなこと言ってない。
カレンは前世でネーミングセンス壊滅的だった。特に1番酷かったのは、大蛇の素材で剣を「クネクネブレード」とか名付けてた。そんな人がいいギルド名を思いつくわけもないので、名前はこっちで決めるって説得したのだ。
けど、俺もスズもネーミングセンス無し。どうしたものか......
あ!!いや、ちょっと思いついたけどこれは......
「えーと、リーズドソフィ、でどう?」
「なにそれ?」
「なんとなくこのワードが浮かんできただけ」
「うーん。これ以上考えてもなにも思いつかないからそれで良いよ」
ただ俺とカレンの前世の名前並べただけだけどね。




