ちょっと強くなりすぎてない?
俺とカレンが転移した先は、真っ黒な空間だった。カレンさんの姿ははっきり分かるので、明かりがないというより、壁や床、天井が黒いのだろう。
『お二人に戦ってもらうのは、5年間戦い続けた超高性能AIを搭載した精霊王です!超高性能AIとは、限界無く、更に早く成長する人間みたいな物です。
レベルは100、使える魔法はプレイヤーの皆さんがレベル100までに覚えられる魔法です。MPはかなり高いし詠唱せずに魔法を使いますが、この空間で回復魔法は使えないようにしています!言うなれば、魔法の先行お披露目ですね!』
『お二人とも、一度ログアウトしてもう一度インしてきてください!その時に賞品をお渡ししますので!』
じゃあ種族が俺は龍神、カレンは悪魔で戦えるのかな?
とりあえず指示どうりにインし直すと、暗闇空間で目の前にパネルが表示されている。
【種族を龍神に変更しました。習得する魔法を選択してください】
さっき運営さんが言ってた明日配布される皆一つ選べる魔法なんだろう。俺は炎魔法を選んだ。
【種族を変更したのでステータスポイントを振りなおします】
次にステータス画面が映し出された。HPとMPが1210、他ステータスは0だがptは368もあった......種族で変わりすぎない?
とりあえず、AGI>ATK=INT>DEX=VITという感じに振った。武器も装備し、こうなった。
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名前:シー Lv 21
種族:龍神 所持k 25620
HP 1420 MP 1420 ※どちらもレベルアップ時20上昇
ATK 105(32)
VIT 71(35)
AGI 170(20)
INT 573(500)
DEX 36
残りポイント 0pt ※レベルアップ時8pt獲得
武器 右「達人の剣」STR+10
左「初心者の剣」STR+1
服「アーマープレート」VIT+10
A1「スライムのジェル指輪」STR+1%
A2「炎魂の指輪」INT+350
A3「獣王の指輪」STR+20 AGI+20
A4「神木の指輪」INT+150
A5「武器保管の指輪」(剛鉄のブーメラン)
称号
剣術Lv1 テイマー 第一回世界大会優勝者 最強のプレイヤー 炎魔法使いLv1
スキル
鑑定 気配察知 危機察知 挑戦者 神木の加護(神木の指輪) 龍神の翼(種族固有) フレイムソウル(炎魂の指輪) 咆哮(獣王の指輪) 炎魔法
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............アクセサリーの装備がやばかった。そういえば今まで装備の性能見たことなかったな。これだと☆7以上の武器とかやばそうだな...
というか、レベルアップ時に獲得できるHPとMPとステータスptも増えてるし⁉︎よくよく考えれば割振れた368ptって優勝賞品の100ptも入ってるけど普通の人なら54レベルぐらいじゃん⁉︎
INTなんかアクセサリーのせいで普通のプレイヤー達でもレベル95の人が装備なしでINTを全振りしてギリギリ2越えるレベルって⁉︎レベル21でこれはバケモンだって⁉︎
精霊王さんレベル100だけど簡単な気がしてきた......種族でこれだけ変わるのなら精霊王さんも種族固有スキルとかあるのかな?
それにしても剣術がLv1から上がらないのはなんでだろう?それと装備のSTR+1%は二桁目を四捨五入なのかな?前はSTR100なかったのに+1されてたと思うからね。
そして種族アクセサリーの固有スキルが追加されてる。効果を見てみるか。
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フレイムソウル(炎魂の指輪)
炎魔法で攻撃を与えた場合10%、炎魔法以外で攻撃を与えた場合5%の確率で攻撃を与えた相手に10秒間火傷の状態異常を付与する。
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神木の加護(神木の指輪)
HPを10秒間に1%回復する。状態異常を受けると、たまに無効化する。
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龍神の翼(種族固有)
龍神の翼を背中から出すことができ、空を飛ぶことができる。翼を出している時、AGIが3倍する。翼の大きさはレベルにより変化する。
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うへぇ......もう何がなんだか......龍神の翼出してれば精霊王さんの動きについていけそうだな。
俺は下にある決定をタップする。黒い空間に来た。
『おお!シーさんも戻ってきましたよ‼︎ではお二人とも、準備は良いですか?精霊王を転移します。精霊王の転移が終わるとすぐに戦闘開始なので注意して下さいね!』
左を見るとカレンが既にいたようだ。
「種族が変わるだけでここまで変わるって......」
同じように困惑してるらしい。
「レア種族とかユニーク種族とかかね?」
「シー、その指輪は......?何となく分かるけど」
「福引のアクセサリーだよ......これのせいで凄いことに......そういえばカレンの固有スキルどんなだったの?」
「悪魔の翼だって。Lvで変わる大きさの悪魔の翼が出せるようになって、出してる間AGIが3倍なる。シーは?」
「ああ、俺も一緒だ。名前は龍神の翼だけどな」
話していると、目の前から強烈な光が輝く。その光が徐々に薄くなっていき、確認すると俺と同じぐらいの身長、髪色は緑で肌色は白。顔はかなりの美形で、体の一部(どこがとは言わない)がかなり豊かな人が宙に飛んでいた。
『転移終了しました!お二人共!頑張って下さいね!!』
その言葉とともに、運営さんの声とかすかに運営さんのマイクに入っていたと思う観客の声が途切れる。これは戦闘開始になったからだろう。すると精霊王さんが口を開き喋り出した
「運営さんに言われたので、貴方達と全力で戦いますね!」
「「!?」」
NPCが運営って言ったのか⁉︎超高性能AIだから運営って単語も使うのか?どちらにせよNPC?mob?に運営って単語を使われると違和感が...なかった。めっちゃリアルの人みたい。中にプレイヤーいてもおかしくないレベル。
精霊王さんがゆっくりと降りていき、地面に足をつける。その瞬間、豊かな部位が、たゆん♪と効果音がつきそうな感じに揺れる......どこがとは言わないけど!!
「チッ!何とも羨まゴホッゴホ......妬まゲフンゲフン......汚らわしく下品なものをっ!!可哀想すぎて私が貰ってあげるわ!」
「おいカレン。欲望ダダ漏れだぞ......精霊王さんも困惑してるだろ......」
精霊王さん、気にしないで。




