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エピローグ







レオナルドとローズマリーが正式に婚約をし、国中に発表され数日が経った。

正式に婚約者と決まったことで、ローズマリーはお妃教育を受けることに決まり、連日お城に滞在している。


「ローズマリー!」


勢いよく部屋の扉を開けるレオナルドだが、ローズマリーは不在で、メイドのアリアが部屋にある机の上の整理整頓を行っていた。


「レオナルド様、ローズマリー様は王妃様のもとでお妃教育をされています。直に戻るとは思いますが…。」


レオナルドが不満そうな顔をすると、レオナルドの背後からカツンとヒールの音が聞こえた。


「姿勢がだらしないですわよ。きちんとしていればかっこいいのですから、それを忘れずに。」


レオナルドか振り向くと、ローズマリーはレオナルドの丸まった肩をぐいっと正した。


「これで宜しいですわ。かっこいいですわ。素敵ですわ。」


ローズマリーは、にこりと微笑んだ。

つられてレオナルドもにこりと微笑む。


正式に婚約者と決まってから、ローズマリーの態度にレオナルドは少し戸惑っていた。


「ローズマリー、最近、よく俺のことをかっこいいって言うけど、どうしたの?」


そう、ローズマリーはことあるごとにレオナルドをかっこいいだの素敵だの褒めすぎる。


「自分の気持ちに素直になってるだけですわ。」


ローズマリーはまたにこりと微笑んだ。


「好きとか愛してるとかも言ってほしいな…。」


レオナルドがボソリと呟いた。


その呟きは勿論ローズマリーにも聞こえていた。


ローズマリーはレオナルドを後ろからぎゅっと抱きしめた。


「ロ…、ローズマリー?!」


ローズマリーに抱き締められることがなかったレオナルドは何故か緊張して身体が固まってしまった。


「好きですわよ、レオナルド様。」


その言葉と同時に少しだけ抱き締めていた腕にぎゅっと力がこもった。


レオナルドはローズマリーの手を優しく撫でた。


ローズマリーの顔はレオナルドから見えないが、レオナルドはかなり嬉しかった。


「ローズマリー…」


レオナルドがローズマリーの名前を呼ぶと、ローズマリーはレオナルドからぱっと離れた。


「さっ、休憩は終わりですわ。」


ローズマリーはレオナルドに背を向けて扉の方に向かって言ったが、ちらりとローズマリーの顔が見えた。

その顔が少しだけ紅く染まっていた。


レオナルドはくすりと笑い、ローズマリーの後を追っていった。







「幸せそうで、何よりだわ。」


アリアは、二人の後ろ姿を温かく見守った。











本編、一旦完結です。


続きの構想もありますので、

完全に完結にはしていません。


一旦別作品を考えているので

別作品が落ち着いたらと思っています。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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