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「イザベラ嬢、何をしている。」


暗闇だったゲストルームには明かりが灯り、誰がいるのかはっきりとわかる。

レオナルドと数名の騎士たちが入ってきていた。


「…れ、レオ様。こ、これは…。」


騎士たちはすでに拘束されている3人をさらに厳重に拘束していた。


イザベラの手はガクガクと震えていたが、ローズマリーがしっかりと掴んでいる。


「イザベラさん、震えていては私のことを殺せませんわよ?殺したいのでしょう?ほら、早く。」


ローズマリーの瞳は鋭く、本気で言っているようだ。

アリアはイザベラの動きを見ているだけで、何もしない。


そんな状況はあまりよくないと判断したレオナルドがローズマリーの腕を掴み、イザベラから引き剥がした。

イザベラは、引き剥がされたことによりナイフを床に落とし、そのまま腰を抜かし座り込んでしまった。


「ローズマリー!イザベラ嬢を煽って…死ぬつもりなのかっ?!」


いつものレオナルドではなく、顔つきも真面目で、怒っているような泣き出しそうな顔をしていた。


「…レオナルド様。」


「化粧を直しに行くと言って遅いと思って探していたら…。いくら、貴女のメイドが優秀でも……。」


レオナルドはぎゅっとローズマリーを包み込むように抱きしめた。

レオナルドの身体は微かに震えていて、心配してくれていたのかと理解した。


「…申し訳ありません。」


ローズマリーが優しく抱き返すと、レオナルドはさらに強く抱きしめた。


アリアは二人の光景を見てほっとしていると、近くにいるイザベラが何やらぶつぶつと言い始めた。


「…で、…で、…よっ。」


様子がおかしいのもあり、拘束しようと近付いたら、足元にあったナイフを手に取り、近づいてきたアリアの肩をグサリと刺した。


「…っローズマリー様っ!!」


アリアが肩を刺され膝を落とした時、レオナルドの背中をめがけてイザベラがナイフを振りおろそうとしていた。


「レオナルド様!!」


ローズマリーはレオナルドを庇うようにレオナルドを横に突き飛ばし、そのままイザベラのナイフがローズマリーの身体に振り下ろされた。


「あーっはははは!やったわ!やったわ!ザマァみろよっ!あーっはははは!本当はレオ様もいなくなればいいけど、あんたがいなくなれば丸く収まるわ!あーっははは!」


「っこの!」


アリアはイザベラの腕からナイフを落とさせ、騎士の一人とイザベラを抑え込み、さらに顔面に一発拳を落とした。

それにより、イザベラは気絶した。


だが、ローズマリーの左肩から胸まで紅いドレスがドス黒く染まっていった。


「…ローズマリー!!」


レオナルドが何度も呼びかけても、反応はなかった。

傷口

レオナルドは騎士の一人に医者を呼んでくるように支持をし、着ていた上着を脱ぎ、ローズマリーのを圧迫止血を行った。

このやり方が正しいかどうかは分からないけれど、レオナルドはずっとローズマリーの名前を呼びながら止血した。



慌てて駆けつけた医師により、ローズマリーはアリアと共に別室へと運ばれていった。









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