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「「ローズマリー様に褒められた?!」」
創立記念パーティーから数日が経ち、国王教育にも慣れ、時間が少しできたので久々にロックとフランクと遊ぶことにした。
遊ぶと言っても、部屋でお茶を飲みお菓子を食べ喋るだけだが。
「あぁ!まだまだだけど、初めて褒められた!そして、頼られた!」
すごく嬉しそうにニヤニヤと語るレオナルドに鈍感なフランクでも気が付くことがあった。
「「ローズマリー様のことが好きなのか?」」
レオナルドは二人の言葉を聞き、戸惑いながらめ考えた。
休日はローズマリーに付き添って、国民のこと仕事のことなどを勉強し、知識が増えるのが楽しかった。
最初は平手打ちもされバカ王子とも呼ばれてるけど…認められると嬉しくて…
「…好きかも?」
レオナルドの言葉に二人ともはやっぱり、というような顔をした。
「イザベラ嬢はレオナルドにあんなに近づいてきた初めての女だもんな。みんな遠巻きに見てたから、好きだと勘違いしても仕方がないな。」
「でも、ローズマリー様はレオナルド様のこと、どう思ってるんだろう?」
フランクは首を傾げた。
「なぁ、レオナルド。ローズマリー様と過ごしてる時、何を話してるんだ?」
「え?あ、仕事の話と領地の話だけだぞ?」
と、ロックの疑問に答えたが、ロックはため息をついた。
「完全に、恋愛対象としては見てないな。」
レオナルドは少しショックを受けた。
「仕事のことじゃなくて、お互いのことを知るために、お茶にでも誘ったらいいんじゃないですか?」
フランクはお菓子をつまみながらレオナルドに話した。
フランクの言葉にそうか!と閃いた。
「俺、今度お茶に誘う!」
レオナルドは意気込んたが、忘れていたことがある。
「このまま、次期国王としての資質が認められれば婚約破棄だろ?婚約破棄したらイザベラと結婚するんじゃなかったのか?」
そう…
婚約破棄とイザベラのことを考えると頭が重くなった。
ただでさえ、色々と思うところはあるのに…。
「……イザベラにはちゃんと話はする。資質が認められても婚約破棄にならないように、ローズマリー嬢と仲良くなる!それにはまず、お互いのことを知らなければ!」
早速、自分の予定表を確認していた。
「うまくいくといいですね!」
フランクがそう言うと、レオナルドはニコッと笑った。
「絶対好きにならないと思っていたけど、ローズマリー嬢はすごく優しいし笑顔がとても美しいんだ!」
優しいからこそ孤児院の子どもたちらも好かれ、領地の人たち、使用人たちもローズマリーに絶対の信頼を置いている。
確かにローズマリーこそ王妃に相応しい。
レオナルドは本気でそう思った。
「ローズマリー様って、そもそも休みとかあるのか?」
ロックはお茶を飲みながらふと思った。
平日は領地のことなどで忙しいだろうし、土日はレオナルドの相手でいつ休んでいるのか、考えれば考えるほど疑問だ。
「あれ?そういえば無いような…」
毎日毎日仕事漬けで休憩もまともに取ってないのでは?と心配になるぐらいだった。
いったいいつ休んでいるのだろう?
「俺のせいで休みがなくなったのかな……?」
何をしたらローズマリーが休めることができるのか、レオナルドは考えるのだった。




