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第7話:沿岸都市アクアロンデに到着しました。

――早朝、俺とレティシア師匠は、日の出と共にモフモフなタラクサカム・テリコミスに跨って、のどかな牧草地の広がる街道をひた走り沿岸都市アクアロンデを目指していた。


「そう言えば師匠ぉ、アクアロンデってどんな街なんですかぁ?」

「アクアロンデはデッカイのじゃ、そして、色々な人々が居て美味しい物もいっぱいなのじゃ」

 師匠が楽しそうで嬉しそうに話してくれる。



遠い昔、ミズドガルドからアールヴヘイムへの旅で三番目に成功し、海に魅入られ船を造る技術に長けた「海のエルフ」が、この地に住み付いてできた街「沿岸都市アクアロンデ」


 天然の岩崖が打ちつける海水により抉られてアーチ状に切り取られ、それを門とし入り江に港を作られた。

 この街は入り江を取り囲むように三日月に形成されていて、

海のエルフの造る丈夫で美しい船や、豊富な海産物と特産のオリーブをもとめて貿易が盛んに行われている。


 元々昔から街に住む海のエルフの他にも、セイレーンと呼ばれる人魚種、フェリセラと呼ばれる猫耳種などの亜人や、ミズドガルドから地のエルフに人種が来ていて、多数の種族が入り交じり街全体が栄えているそうだ。


 俺はまだ師匠以外を知らないので異文化交流が楽しみ過ぎる。

ちなみに俺達もただ買いに行くだけでなく、世界樹(ユグドラシル)の麓で採れた果実や、泉で採れたワサビのようなスパイス、師匠特製の薬品なんかを売る予定だ。


 街道をモフモフに癒されながら進んでいると横で牧草を食べる牛や馬確認する事ができた。


「師匠あの角の生えてる生き物は何て言うんですか?」

「うん?あれはタウルスとかペクスと呼ばれているのじゃ、タウルスは角の生えてるやつで、ペクスは家畜の総称なのじゃ」

 牛はタウルスか強そうだな……


「アクアロンデが見えてきたのじゃ♪」

 途中、街道の脇の木陰で昼食や休憩を挟みつつ五時間程走ったところでアクアロンデが見えて来た。

やはりタラクサカム・テリコミスは早くて助かった。


 沿岸都市アクアロンデの門の前まで来ると検問していた。

紺色の髪のエルフと水色の髪のエルフが警備兵として立っていて、普段は牧草地で家畜の面倒をみる人ぐらいしか来ない門なので、暇そうにしながらもキリッと切り替え、街に入る目的などを聞かれる。


 師匠はベージュの入った白いクロークのフードを上げ

「わっちはレティシアなのじゃ、街には果実や薬品を売って足りなくなった物の買い付ける為に来たのじゃ」

「何だレティシアさんだったのですか、テリコミスで来るなんて珍しいですね」

 師匠は警備兵の顔馴染みだったようだ。


「それでそちらは?」

「こやつは最近拾って弟子にしたのじゃ……ほれ、お主も名乗るのじゃ」

「俺は華房将生(はなぶさまさき)って言います。今は師匠の下で修業させてもらってます。」

「そんな訳なのじゃ」

「そう言う事でしたら問題無さそうですね。レティシアさんのところの薬品は評判が良いので助かります」

「どうぞお通り下さい」


 こうして俺と師匠は沿岸都市アクアロンデに入った。

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