紋章
「なんだ!音がするぞ!急げ!」
人が、駆けつけてくる音が響いた。
???「ひ、人だ、、、どうすれば!」
目前の人物は叫んだ。
乙葉は、素早くその人物を連れ去り、街の外へと駆けた。
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街を離れた竹林の中乙葉は、その人物の顔から布をとった。
「ハッ」
その人物のは焦ったように息をついた。
そこに立っていたのは7つになるぐらいだろうか、そこらの少年であった。
「なぜこのようなことをしたの?聞かせて」
乙葉は問いかけた。
しかし、乙葉はなんとなくこの少年がなぜこのようなことをしたのか見当がついていた。
「先にそれを返せ!」
少年は叫んだ。
乙葉は、ゆっくりそれを差し出した。
少年はそれを急いで取り返した。
乙葉「それは、あやかしが家系にいる証よね」
少年「それがなんだってんだ、みんな、、、みんな、、チクショウッ」
それは、不思議な紋章のかかれた、布であった。
この紋章は、あやかしが家系にいるものに受け継がれる印である。乙葉はその紋章にどんな意味があるかは知らなかったがそのことは知っていた。
「自分がやったことちゃんとわかってるの?」
乙葉は少年に問いかけた。
「わかってらい!」
少年は荒々しく返した。
乙葉は、もともと犯人が町外れに住む少年だということがわかっていたー
あやかしが家系にいるせいで、町外れに追いやられた家があると街の噂で耳にしていたからである。
そのあやかしは人を襲っていたという。
この紋章を見たときにピンときていたー