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思いついたので書きました。
他の書いている作品が書けなくて思い悩んでるときに何となく思い付いたものなので設定が曖昧です。それでも許してやんよ!って方は暇なときでも読んでください。
私は公爵令嬢に生まれ、寝たきりとなっている。
何故それがわかるのかというと、私――ロミリア=テルペストは4年前から意識不明で寝たきりの体から抜け出て幽体離脱をしているからである。
何故このようになっているのかというと私の妹が原因だ。
継母が連れてきた妹は継母と同じく性格が悪く事あるごとに私のせいにして罪の追求から逃れてきた。
だがそのせいで私は刺されたのだ。私に罪がないのは周知のことで妹が刺されそうになり妹に盾にされた。
そのせいで意識不明の重体で寝たきりとなり幽体離脱したのだ。
だが、私にはまだ幼い子供がいる。当時1歳の双子の息子も今では5歳だ。勿論夫のジルベルトもいる。
夫は同じ公爵家の人でとても整った容姿をしていて、前々から妹―のスーリアが狙っていたのだ。
夫は私を愛していたし、私も夫を愛していたので気にしないのだが、それにしても幼い双子―ラズリスとリズニスにはスーリアは悪影響だ。
夫のもとへ嫁いだ私は意識不明で寝たきりとなっているため夫の屋敷、つまり私達の家での看病となった。私の世話は魔法が得意な夫が日々魔法で行っている。
そんな夫は私を起こすために日々奮闘している。妹は私がかばったと嘘をついて罪から逃れている。ムカつくので起きた時に仕返しはするつもりだ。
私も幼い子供達を見るのに大変だ。
幽体離脱したのだから見れないだろって?
幼い双子には見えているらしい、私としては嬉しいことなのでナイスだと思う。
「ミリア……早く起きてくれ。双子も待っているよ。ミリアの大好きなペルの実も取ってきたんだ。早く起きて皆で食べよう?」
この夫はなんて残酷なことを言うんだ。
私の大好物を寝ている私に対して、食べれない私に対して言うだなんて!
いいもん起きたらいっぱい食べてやる。
取り敢えず子供たちに上げなさい。
「おとーさまぁ、おかぁさま、まだねんねしてるのぉー?」
「おとーさまぁ、まだおかぁさまもどれないのぉー?」
双子はこう言ってるがジルは私が幽体離脱したことは知らない。
ジルには時々不思議な発言をする子達だと思われてるらしい。
まぁ、私でもそんなの聞かされても信じないけど。
「あぁ、ラズ、リズ。ミリアはまだ夢の中から戻らないみたいだ。お前達にもミリアに早く会いたいだろうに。1歳じゃ、まだ記憶にあんまり残ってないだろうに。………ミリア早く起きないと楽しみにしてた成長過程見れないぞ?」
ふふん、残念でした。ばっちしこの目で成長過程みてるわよ。
しかも、ちゃんとお世話まで出来てるしね!
(私の可愛いツインズ。もうそろそろ寝る時間でしょ?さぁ、ベッドに行きましょ!)
「「うん。おとーさま。おやすみなさい!」」
ジルは少し私離れしたほうがいいわぁ。
いっつも悲しみに暮れて双子ちゃんをあまり構わないんだもの。
双子をいつものように子守唄で寝かせてあげて私は見えていない夫の横に寝転がる。
私はこの状態でも子育て出来るからいいけどそれでも夫に見えないのはやっぱり不便ねぇ。
襲っても来やしない睡魔にも不満を漏らしながら夫の顔を眺め
また今日も一日を終える。
御指摘頂きましたのであらすじの方と1話直しました。
こちらは公爵令嬢に生まれたので公爵令嬢のままです。
渡し→私
ミアン→ミリア