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03話

 自殺もどきをした。









 大学へは、最初に一週間休んだあとは行ったり行かなかったりを繰り返していた。


 それで、焦りやら罪悪感やらの感情がごちゃ混ぜになってどうすればいいのか分からなくなった。


 考えが、思考が、思想が、妄想がシェイクされた頭をともなって授業中の教室から抜け出し、階段の踊り場から下へ落ちてみた。


 一瞬の浮遊間の後に、僕の体は階段に打ちつけられた。


 初めての積極的な自殺は、体にアザを作るだけで終了した。


「ってなことがあったんだよ。


「え? その後どうしたかって? 保健室に行って事情を話したんさ。そしたら事務のひと呼んで三人で話し合ってさ、休学という選択肢もあるんだよという話になってさ。


「そういうの聞いたり自分のこと話したら落ち着いてさ、まあちょっと無理してたところがあったのかなと思った。


「自殺しようとするほど追い詰められてるのは『ちょっと』じゃないかもしれないけどね。


「先生の言うとおり、行ったり行かなかったりは逆にストレスになるみたいだね。以後気を付けます。


「そんな感じで許してよ、母さん」


 親子の会話から抜粋。


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