表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サクラ咲け!  作者: ayano
3/4

第3話 これが恋?

「聞きたい事があるんだけど・・・・・」

「な・・・・何?」

こ・・・・告白?どうしよう!どういう顔すればいいのかな?

「好きな人・・・・・いる?」

「好きな人!?」

や・・・・やっぱり告白!でも・・・・私は・・・・。

「俺さぁ。智美が好きなんだ。」

「はぁ?」

私は多分、凄くおかしな声を出していただろう。

自分でもよく解らなかった。

「はぁ?・・・って俺が、お前に告白するとでも思ってんのか?」

「なにそれ!!あったまきた!!」

私は竜吾に蹴りを、2、3発入れ学校を出た。

あーあ・・・・私バカみたい!勝手に妄想して・・・・。

でも、万が一。億の一、本当の告白だったら、私なんて答えてたんだろう。

確かに、私は竜吾が好きだ。でも、それは友達として・・・・。

竜吾が友達として、好きだったら、ユウキはなんなんだろう。

男の子として?解んないや。

その時、私のケータイが鳴った。

「もしもし?だぁれ?」

『もっしー?私だけどぉ。新しいバイク手に入ったから、2ケツしてどっかいかない?』

悪仲間の雪だった。

「いいねぇ!カラオケいこーよ」

私はテンションがマックスになった。

世界で一番好きな事は、歌を歌う事だ。

スッゴイ好きだけど、歌を作る事が特に好き。

いつか、作詞作曲できる歌手になるのが夢。

私は、約束の場所に行くと、バイクの後ろに座った。

「桜、行くよぉ」

「うわっ!気持ちーーい!」

耳のすぐ横で、風が唸っている。

「でっしょ~?もっとスピード出すよ☆」

今や、スピード違反なんて当たり前。しない方がおかしい・・・・そういう考えだった。

「そうだ!海に行こうよ!!」

私が叫んだ。

「えっ??きこえなーーい!」

風のせいで、私の声もかき消されてしまった。

「だぁかぁらぁ。カラオケ辞めて、海いこって。」

今度こそ、聞こえるようにと、私は今までで一番大きな声を出した。

カラオケも良かったけれど、海に行きたい気分だった。

「じゃ、行こうか。しっかりつかまってろ!!」

私が、雪の背中に手を回したその瞬間・・・・・。

<ドーーーーン!!ドサッ!>

もう、何がなんだか解らなくなっていた・・・・・。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ