表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サクラ咲け!  作者: ayano
1/4

第一話  春

『キーンコーンカーンコーン・・・・・』

私は席に着いた。足を机の上に上げ、腕を組んでため息を着く。

この頃は、ほとんどの奴が荒れていた。

私も、髪を赤茶色に染めていた

「今日は、転校生がいるぞぉ!」

熱血教師[まっちゃん]が茶髪を揺らしながら叫ぶ。

同時に、クラスがざわめきだした。

「転校生?」

「男?女?」

「どんな子??」

皆が騒ぎだす。

「男だ・・・・しかも、イケメン!」

男子はガックリと、肩を落とし、女子はざわめいた。

「ねえねえ桜、転校生だってぇ。」

髪を金色に染めた親友、智美が振り向いて話しかけてくる。

「転校生かぁ・・・・興味ないなぁ・・・・。」

私が呟くと同時に、転校生が入ってきた。

髪は綺麗な茶色、背が高くて、整った顔―――私の運命の相手、優輝だった。

「松下優輝です。よろしく!」

綺麗な声に、女子がうっとりする。

「席は、竜吾の隣だ!じゃ、1時間目は体育!全員外にでろ!」

「あーあ・・・・ダルゥ」

サトがアクビをした。

サトは体育が苦手。私はまぁ、得意。

竜吾がボールを私に向けて投げた。

「これでも喰らえ~!」

矢のように飛んでくるボール。

いつもの私なら、竜吾のボールくらい受けれただろう。

でも、今日はなぜか体が動かなかった。

避けなくちゃいけないのに・・・・

そう思った瞬間、何かが私の鼻をかすった。

「っ・・・・!!」

ボールがまっちゃんの、顔に命中する。

「おい・・・・大丈夫か?」

転校生の松下優輝だった。

「ちょっと!!もっと安全に助けてよね!アンタの靴が私の鼻に当たったんだよ!!」

「へっ!顔に穴が開くよりマシだろ」

そういうと、私の鼻にバンソウコウを、押し付けた。

「あんなボールぐらい、ちゃんと取れよな」

初めて会ったのに、まるで・・・・前から知っていたような・・・・・。

「じゃあな!」

優輝は走ってまっちゃんに謝りに行った。

「あっ!桜!!」

見上げると、桜のつぼみが膨らんでいた。

このつぼみのように、私が優輝を思う気持ちも、膨らんでいくんだね。

一回に、書く文字が少ないですが、次回もぜひ読んで下さい!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ