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晴れた日には、恋をする  作者: 月舟 蒼
第二章 夏

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15/41

2-2

 写真部の部室に戻ると、先に戻り、椅子に座って話をするあまねと琴葉が目に入る。直陽にとって、こんなに積極的に話す琴葉は初めてだった。初対面なのに遠慮なく話している感じで、むしろあまねの方が一歩引いているように見える。

 ベランダにいた莉奈が直陽に手招きしている。

 ベランダに出ると、莉奈は「ちょっと」と言ってあまねたちから見えないベランダの奥の方に直陽を連れていった。

「あれが月城君が話していたあまねさん?」

「そうだけど、どうかした?喧嘩でもしそうだとか?」

「まあ、もともとは琴葉の言葉から始まった話だから、敵同士、みたいな関係にならなくもないけど⋯あの姿を見る限りは大丈夫かな」

「じゃあ、何か気になることでも?成瀬さんがオタク気質丸出しでガンガン攻めていることとか?」

「それにも驚いたけどね。あの子あんな姿見せるんだって。でもちょっと気になったのは、私が想像してたのと、ちょっと違うんだよね、あまねさん」

「そう?成瀬さんに押されているせいか、少し静かだなあとは思うけど」

「うん。そうだといいんだけど。まあいいや、ちょっと気になっただけだから」

「そう、か」

 そこまで言って、直陽はテストの時間が迫っていることに気付いた。

「あ、俺行かなきゃ」

「おう、言ってらっしゃい」

 莉奈は軽く手を挙げて直陽を送り出した

 部室に戻るとあまねと琴葉はまだ話を続けていた。直陽は、邪魔するのも悪いと思い、特に声も掛けずその場を通り過ぎた。通り過ぎる時に「写真」「小説」「コラボ」という言葉が聞こえた。


**次回予告(2-3)**


「さっきは突然ごめん」、直陽は何気なくあまねにLINEを送るが、いつまでたっても既読がつかない。


**作者より**


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