表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩やエッセイ

エッセイ 騒音で閉校

 生徒数減少にともない近隣の小学校が閉校になった。

 この小学校の異変は、民主党時代の東日本大震災から始まった。

 月曜から金曜の朝8時から夕方4時まで、教師が草刈機を回し始めたのだ。

 とにかく毎日、教師2、3人が草を刈っていた。

 その騒音はひどくて、近隣の私たち大人は勿論、子供たちにも影響があった。

 一日中続く騒音は、半端ないストレスだった。

 体育の授業中でも「死ね、死ね」と生徒たちは騒いでいた。

 まさに学級崩壊である。

 ひと昔前の学校運営では「奉仕作業」と言って、父兄が春夏秋期に草刈りを行っていたのだが、近年では教育現場が代わり、教師たち自身が毎日草刈機を動かした。

 皆さんも想像して頂きたい。

 授業中にバリバリと止まない草刈り音が響く教室を。

 感受性の強い子供たちには、多大な苦痛だったと思う。

 そんな学校だったので、近隣のお子さんやお孫さんは、隣町に転校したりして、生徒数は減って行った。

 結果として、小学校が閉校になった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ