変わった日常といつもの日常
「これからどうしようか」
家に帰ると俺はそんなことを呟いていた。
それはそのはずで知らない少女を拾って帰ってきたのだ。
あんなに奥深く、厳重に封印されているんだからなにかあったのだろう。しかし彼女が起きないことにはどうすることもできない。
彼女を置いてダンジョンに行くのも心配なので、1日暇な時間が過ぎていった。
「流石に暇だし少し出掛けるぐらいならいいか」
そして何事もなく街をぶらぶらと散歩していたと思っていた。
途中から誰かにつけられていただろう。
相当強いだろう、気配を消してあるが殺気はないし害もある訳では無い。
戦ったらギリギリ勝てるとは思うが街の中だし相手から攻撃が来ないのなら無視でもいいだろう。
せっかくの暇な時間なのにみられていると考えたら害があるような気がしてきた。
シャーないなと路地裏に行き、追ってきたところの前に現れどうしたんだと聞こうと思っていた。
理想通りに路地裏に行き、角待ちしてばったり会うこともできた。
だがしかし一つだけ理想からズレた
「いつから起きていたんだ?」
そう俺が聞くと彼女は
「さっき起きました、貴方が私を封印から助けてくれたのですよねありがとございます。」
そう丁寧な言葉で返してくれた。
「ここで話すのもなんだし家に帰るか。」
そう言って散歩帰りはいつもの光景とは違っており1人の時より楽しい感じがした。
「んで、家に着いてすぐで申し訳ないんだが、なんであんなに厳重な封印が施されていたんだ?、それにあんな奥深くに。」
そういうと彼女は黙り込んでしまった。
「まぁいいたくないんだったら大丈夫だ。」
「…」
なんか気まずい雰囲気になってしまったな。
「これから住む所もないだろ、家は余ってる部屋もあるし泊まっていいぞ。」
そういったらそそくさと部屋に帰ってしまった。
「嫌われたか俺」
もう夜も遅いし俺も寝るか。
そう言って俺も自分の部屋に戻った。
朝になって俺は起きてきたが昨日見た顔はいない
「まだ寝てるのかな。」
朝弱いんかと思った途端にトコトコと歩いて来る音な聞こえた。
「おはよう」
そう俺が言うと元気がなさそうに、おはようと返してくれた。
「元気ないな。何かあったのか?」
そう言うと彼女は
「朝は苦手なんで、元気になれない。」
そう眠たそうに言うのだった。
「今日俺はダンジョンに行くだが家にひとりで大丈夫か?」
そう聞くと彼女は首を横に振り、
「私も着いていく」
とそう答えた。
正直な話あれだけ封印をかけられてただけあって、相当強いオーラも放っており、ダンジョンに潜っても問題ないとは思っていたので、
「わかった、気をつけろよ」
と、そう伝えた。
場所は変わってダンジョンに潜っていた。
いつものように数時間戦って換金するだけなので、安全かつ風景がいつもと変わらなかった。
唯一変わったといえば1人では無いのだ。
「どれくらい強いんだ?もしなんかあったら俺の助けは必要か?」
そう聞くと彼女ははっきりと
「ここの敵だけなら必要ない!」
そう言って何事もなく今日も一日がすぎた。
「わけがねぇんだよなぁ」
俺には不意打ちが絶対に効かない。
気配を消しても何をしても俺は気づくことが出来る。
別に俺が狙われているとかではなく、ダンジョンに怪しいそうな存在があったのだ。
いつもはこんなことに首は突っ込まなし、無視するのだが最近誘拐事件が多発しているらしい。
誰のためとかではなく、今日ダンジョンに居る時明らかに人が密集している場所があるあった。
ギルドが固まって攻略している場合もあるが、そんな感じではない気配を感じた。
「やっぱりなぁ」
俺は夜中にダンジョンにもう一度行きどんな状況なのか確認していた。
この人数なら普通通る人は気づくはずなのに、皆気づかずに通っていくのだ。
「多分この結界のせいだろうな」
認識阻害の結界がかけられているのだと思う。
というのもこの世界に来てから、あまり時間が経っていないので自分が使う魔法の種類以外は、あまり知らないのだ。
どうしたものかと悩んでいた。
見た感じ結構敵の人数が居そうで1人だと厳しい。
どれだけ個々が強くても、大人数でかかって来たらしんどいのだ。
「ねぇねぇ」
後ろからいきなり声をかけられたのだ
「うおっ びっくりしたー」
「1人だとあの人数はキツイんじゃないの?」
知らない人が心を読んできたこの状況何がなにか分からないが、それでも確かにそうなので共闘することにした。
「じゃ決定だね、ひとまず半分お願いね」
そういうと俺たちは半分ずつ相手をするのだが、
彼女が強すぎるのだ、さっき戦ってる時に見させてもらったのだが俺より確実に強い。
そん考えてるうちに俺も彼女も戦いを終わらせていた。
「ありがとな、手伝ってくれて」
「君も助けてくれたからお互い様だよ。」
そう意味がわからないことをいった。助けた覚えてなんてないんだが、聞こうとした時には彼女が話し始めていた。
「この子達街の人だよね連れて帰ろうか。」
その時後ろから意識があった誘拐犯から魔法のようなものが飛んできた。
「え」
と彼女が驚いた顔をしていた。
彼女は不意打ちで魔法を打たれて反応できるわけがない。喰らうしかないのだ。もし彼女”1人”ならば
「危なかったな、俺がいなかったらもろだったぞ。」
「なんで気づけたの?」
そう聞かれてたが、俺は
「なんとなくかな」
と濁したのだった。
外に出ると朝日がのぼっており、1日疲れたなと感じれた。
「そういえば名前はなんて言うんだ」
俺がそういうと
「ルーナだからルナって呼んでね、んで君の名前は?」
そう言われたので俺は
「瑠久って呼んでくれ」
とそういいその場で解散した。
次の日起きたのは昼の11時寝坊したなと、思って起きると今日も彼女はいない、と思うと起きてきた。
「おはよう」
と昨日と同じ光景を見ていた。
「おはよう瑠久」
と言われた。早速昨日とは違う、こいつに名前を覚えた記憶はない。なので俺は恐る恐るその名前を呼んでみた
「ルナ?」と
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