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カレーハンター ゼン

俺はゼン・ドッチ。レベル32の『魔銃士(まじゅうし)』だ。元は自然観測員助手をしていた。全て終わった後で、元の生活に戻れるかは正直わからない。

スプリングウッドで幼馴染み達と組んだ隊が分割されることになり、俺はタデモリ神の護衛を引き受けたのだが・・


「プププププ~~~ンっっ!!! ほれ、もっと走らせるのじゃっ?!!」


犬橇(いぬぞり)の御者をしている匙人間を囃し立てる防寒服で着膨れしたタデモリ神。元々ぽっちゃりしてくるから座席から転げ落ちそうで気が気じゃない。

俺達はル・ケブ州からかなり遠い北国、『ドゥウナ国』の首都、グランドォウナを目指していた。

いや、移動するなら転送門なりタデモリ神のテレポート能力で行けばいいのだが、


「せっかく北国に来たのじゃから犬橇に乗るのじゃ!」


と、わざわざグランドォウナの1つ手前の田舎街にテレポートしてしまい、犬橇を手配して移動することになっていた。

あまり時間的余裕は無いはずなのだが、程度の差はあれこれまで見た神々は全て気分屋だったので諦めるしかない。

この辺りは夏でも平原の雪が消えず、降雪さえある。冬場は生身での地表移動は困難な有り様らしい。

夏場もまた、魔除けの利いた公道以外を進むのは勧められない。ル・ケブ州とそう変わらないタイミングでグリムツリーの影響を脱してなお、この地はモンスターの勢力が強かった。

ショートカットしようとのこのこ公道から離れた未開の森を犬橇で走ったりすると、


「ガウウゥッッ!!」


『スノーウルフ』の群れに囲まれたりする。その名の通り氷の属性の狼型のモンスターだ。群れるとそれなりに厄介。


「プププンっ、振り切れんのじゃっ! 犬どもが恐れておるのじゃっ、ゼン! 出番じゃっ。ワシの護衛っ!」


「了解です」


後部座席の俺も防寒服を着ていて少々動き難い。指出しグローブの指も少しかじかむが対応するしかない。

俺は腰のホルスターからドライブガン・BISを取り出し、構える。


「スキル、『バーンバレッド』」


俺は正確に見切って、炸裂し火炎を振り撒く弾丸を周囲に連射し、スノーウルフ達を軽く炙って追い払った。


「プンっ! 見事じゃっ。グランドォウナに着いたら最初に作ったカレーを食べてよいぞっ?」


「・・ありがとうございます」


またカレーか、と思いつつ、礼は言っておいた。



「褒美じゃ」


俺が着いた席の前のテーブルに給仕役の匙人間が『トナカイ肉のカレーライス』と水の入ったグラスを置き、最後に『匙置き』の上にスッと、うやうやしく銀のスプーンを置いた。

伝わり難いかもしれないが、カレーではなく『匙』の方がメインなんだ。

上座の席に座った耳当て帽子は脱いで匙兜の頭にはなっていたが、まだ防寒服を着たままのタデモリ神は上機嫌だった。

俺達はグランドォウナの中央国立病院の応接室にいる。調理をする部屋ではないが、窓を開け、数体の匙人間が『キッチン形態』に変形してタデモリ神の指示でコック役の匙人間がカレーを作っていた。

どこに行ってもこんな調子だ。もう慣れた。


「頂きます」


ル・ケブ州式で一礼して、銀の匙を取り口に運ぶ。うん、トナカイの野趣味を上手く処理してある。キテレツだが、調理の采配はさすが『食事の神』だけのことはある。

ただ美味いだけでなく神力が込められているので、食べると嘘のように疲労が消える。指の霜焼け等も一瞬で回復した。


「大変美味しいです。煎った木の実とハスカップが良いアクセントですね」


「プン! その匙も使い善いじゃろう?」


「はぁ・・」


そこは正直よくわからない。

と、通路の向こうに近付く気配を2つ感じた。敵の気配ではない。グランドォウナの関係者だろう。俺は「ちゃんと味わうのじゃ!」と叱られつつ手早くカレーを完食し、水を飲んだ。

ドアがノックされ、タデモリ神が許可すると、「失礼します」と人間体に変化するのが苦手なトド型獣人族の大柄な男と、エルフの血を引くらしい寒冷地では珍しい褐色の肌の女が入ってきた。

男の方は確かドゥウナ国の冒険者ギルド本部のギルドマスター。

女の方はわからないが、旅装に近い武装をしており現役の冒険者に違いなかった。レベルは26前後か? 職業まではわからないが前衛職のようには見える。

俺は一応立ち上がって応じた。護衛でもある。『カレーを食べていたから』と座っていては間抜けと思われるだろう。


「タデモリ神様! 御拝謁をっ。わたくしはバフェ・バフゥーム! ドゥウナ国のギルドを預からせて頂いておりますっ。この度は遠路遥々、我が国のギルドメンバーの負傷者の為に」


「前置きが長いのじゃっ! その『エルフ混じり』を早く紹介するのじゃっ、ププン!」


「エルフ混じり・・」


絶句する褐色の肌の女。すまんな、悪気は無いんだ。デリカシーも無いが・・

というか、なぜ現地の冒険者を??


「はっ! この者はレベル26の手練れの解体師にございますっ。御役に立てるかと! ほれっ、御挨拶!」


「ああ、はいっ。エオン・オーロラレイクと申します。この度は、タデモリ神の」


「合格じゃ! 魂の色が気に入ったっ。プン!」


タデモリ神はどこからともなく、ミカゲに渡したのと同じオリハルコンスプーンを1つ取り出し、それを放って『オリハルコンの匙人間』を創りだした。んん?


「早速、この『サジ()』とゼンと共に、食材集めを始めるのじゃ!」


「はっ! 畏まりましたっ」


聞いてない。


「いやっ、タデモリ神様? 俺は護衛なので離れられませんよ?」


「ここはドゥウナの首都! 護りは硬いっ。それに、プンっ」


タデモリ神は今度はミスリル鋼製らしいスプーンを2つ取り出し、放って、2体の『ミスリルの匙人間』を創りだした。


「この者達を臨時の護衛とするのじゃ! レベルは18はあるしミスリル製じゃぞ? サジ夫はレベル23でオリハルコン製! 超強いのじゃっ!! プププーンっっ!」


畳み掛けてきた。だが!


「しかし、治療用の食材は無限茄子と通常の食材で十分では? 今後の予定も立て込んでます」


「食事をどうにか食べられる状態でも、怪我や受けた呪いの度合いの特に酷い者があちこちでおるのじゃ! お前と同じに『茄子アレルギー』の者もおるっ」


それは確かにそうだが・・


「ワシは高めた徳を消費し新たな神力、『現地食材で超回復カレー創造っ!』を獲得した! ワシがその『()』を認めた特別な食材が集めれば倍々回復させられるのじゃ!! ププン!!!」


「う~ん」


どうしたものか? エオンの方を見ると肩を竦められてしまい。サジ夫を見ると「プン?」とだけ反応された。

何よりも、タデモリ神は1度言い出したら聞かない。俺は溜め息をついた。


「わかりました。ただし1国につき、そう手間は掛けられませんよ?」


どの順で回るか? その調整だけでも毎回それなりに揉めてるくらいだった。



30分後、俺達はエオンの操縦するドォウナ政府の使用機らしい小型魔工飛行艦に乗り、グランドォウナから離れつつあった。


「飛行艦の免許持ってるんだな。元は飛行士だったのか?」


収集素材のリストを確認しつつ、なんとはなしに雑談になった。

サジ夫はこちらの言葉はわかるようだが何を言っているのかはわからず、何やら機嫌好く座ったまま「プンっ、プンっ」等と呟いているので一先ずそのままにしておく。


「飛行士、というか・・私は郵便公社と契約して小口の高価宅配物の輸送業をしていた。解体師の方は家に技が伝わっていただけだ」


「ウチもまぁそんもんだ」


「そうか。・・半神化した者と、同じ隊だったらしいな?」


「ああ、まぁ」


正確にはその隊と一緒に行動していた隊に属していた。


「ミカゲ・オータムゴールド! 既に3体も子爵級の悪魔を倒しているそうじゃないかっ。勇者になってしまうんじゃないか?」


「どうだろう?」


ミカゲの小さな後ろ姿を思い出した。


「幼馴染みなんだ。戦果より、俺は心配だよ」


「ああ、なんというか」


操縦中なので振り返れはしなかったが、エオンは気まずそうにした。


「すまない。野次馬のようなことを言った」


「いや、俺も知り合いじゃなければ同じように思ったよ」


カレーの材料集めをするくらいならミカゲに付くべきだったのかもしれない、と思ったりはした。

だが、このままただ重苦しくなってもしょうがない。俺は話題を変え、食材集めの段取りや、ドォウナ国やル・ケブ州の風土の話をエオンとした。



食材集めは順調だった。グリムツリー討伐に比べれば野生のモンスターや、モンスターですらない野草や果実や茸の採集は大した苦労じゃない。

元々フィールドワークは本業でもあった。

エオンの解体の技量は素晴らしく狩人としても有能だった。サジ夫も極めて頑丈で岩を簡単に砕くくらいのパワーがあった。

『レア株の霜茸(しもたけ)』『冬将軍のアプリコット』『海氷(かいひょう)のヒース』『陸サーモーンキング』『シルバーリュンクスの(きも)』等々・・次々回収し、残りは1つとなった。


「あとは『ダイアモンドダストターメリック』か。今日中に片付く、かな?」


「いや、最後はやはり厄介かもしれない」


「うーん」


「プン?」


夕焼けの空を飛行艦で飛びながら話していた。


「電信で繰り返し確認していたが、採集ポイントで失踪者の報告が想定より多い。魔族の動向を調査している寒冷種のワーフロッグ達の話では大喰らいで有名な男爵級魔族の目撃もあったとか。気を付けた方がいいと思う」


「そうか・・ある程度近付いたら迷彩モードで低空飛行に切り替えて、少し間を取った地点に降りよう。船ごと落とされてはやりようがない」


「わかった」


「プン」


俺達は少し段取りを改め、採集ポイントからやや離れた位置に密かに着陸し、気配をなるべく消して、夏でも消えない雪の積もった森の中を駆け始めた。


「っ!」


ダイアモンドダストターメリック採集ポイントがいよいよ近付くと、明確に闇の者達の気配を感じた。

俺達は1度立ち止まって顔を見合せ、武器を構え、速く移動することより気配を消すことに集中して雪の中を移動し始めた。

暫く進むと・・


「美味し美味しっ! このシャキシャキ感っ、冷たさ、苦味っ、芳醇な薫りっ! たまらんっっ。口直しに食べたヤツらの凡庸な肉がちょうどよいアクセントになったわっ、ガハハッ!!!」


木陰から覗くと、ダイアモンドダストターメリックの群生地は殆んど掘り起こされている中、装備から採集者や自然観測員とみられる人の骨の山の上に座った、でっぷりと肥った悪魔が凍り付いた芋のような生姜のような根菜を両手に山程抱えて噛っていた。

悪魔の周囲には眷属らしい、小肥りの氷の小悪魔『コールドファットグレムリン』が数十体飛び回っていた。


「そして、私の食材を狙うコソ泥はそこかぁーーーっっ?!!」


肥った悪魔は眉間に生えた触覚? から『怪光線』を放ってきた。俺達は素早く木陰から飛び出してそれを躱す。

隠れていた大木の幹は簡単に吹き跳ばされた。これはガードすべきじゃないな。


「なんだなんだ貴様らはぁっ?! このっ、美食を喰えば喰う程力を増すぅっ! 男爵級悪魔ぁああっ、ダブルング様のぉっ! 圧倒的な」


「スキル、『マナクラスターバレッド』」


「スキル、『影潜り』」


「プンっ!」


俺は魔力の散弾化する銃撃の連射でダブルングとかいう悪魔の眷属どもを一掃し、エオンはサジ夫の影の中に潜り、サジ夫はシンプルに石突きがスプーン型の長槍の持って突進を始めた。


「まだ話の途中だろうがっ?! 様式美という物を」


ハンマーと肉切り包丁型の武器を構え、ダブルングは慌てて喚いたが、知ったことではない。交渉するにはあからさまに殺し過ぎだ。


「『シェードバレッド』」


俺は闇の空間を造り出す銃撃を放ち、ダブルングの周囲を闇の球体で覆った。


「っ?!」


影潜りは闇に潜る能力。大半の魔族は暗視できるが一瞬戸惑った隙にエオンはダブルングを包む闇に忍び込んだ。


「『解体・肉の(はな)』」


向かって右側から不意打ちを成立させたエオンは二刀流のナイフ『逆波(さかなみ)』と『黒鱗(こくりん)』でダブルングの左半身に解体技を仕掛けた。俺は続くサジ夫の為に闇を解除した。


「ギャアァーーーッッッ?!!!!」


緑の血を撒き散らして左半身の肉の殆んどを剥かれたダブルング。エオンは素早く飛び退いていった。


「プーーーンっっっ!!!」


槍を手に骨の山を駆け上がって仰け反るダブルングに突進するサジ夫。


「クソがぁっ!!」


無事な右手に握ったハンマーでサジ夫の槍を打ち払い、至近距離で氷のブレスをサジ夫に吹き付けるダブルング。

サジ夫は氷漬けにされたが、


「プン! プン! プン! プン! プン!」


意に介さず、氷を砕くと槍を失った両手で猛烈な拳の連打をダブルングに打ち込み、宙に打ち上げた。


「あばばばばっっ????」


「スキル、『メガフレアバレッド』」


俺は溜めていた魔力で極大の火炎弾を撃ち、


「ぱぼぉっっ??!!!」


悪魔ダブルングを消し飛ばした。


「綺麗に剥けたが、隙の多いヤツで助かったな」


「ああ、だが大した目的もなく、餌を喰う為だけに爵位を持つ悪魔が徘徊して回るとは、のんびりとはしてられないな・・」


「プン!」


サジ夫は骨の山の上で勝利のポーズを取っていたが、


「サジ夫、弔う必要がある。降りた方がいい」


「プン・・」


エオンに注意され、すごすごと骨の山から降りていた。



結局夜になってしまったがグランドォウナに戻ると、怪我の程度の浅い者達用に山の用に無限茄子カレーを作っていたタデモリ神は、


「おおっ、これじゃこれじゃっ! あっぱれじゃ! ププーンっ」


と小躍りして、あっという間に現地食材の超回復カレーを作ってしまった。いつ煮込んだ? とか、そんな疑問はタデモリ神の前では無意味だ。おそらく『概念』をカレーの形に具現化しているんだろう。

その治療効果は凄まじく、ギリギリ食事は取れるが半死半生の者達が一瞬で全快していった。

当然、タデモリ神は崇め奉られる。


「ププププっ! 苦しゅうないっ、苦しゅうないのじゃっ!!」


国立病院内で神輿に担がれ、いつの間にか4体に増えていたミスリル匙人間も引き連れ、やんやの喝采となった。


「私達の国にも地上で協力してくれる神様達がいるにはいるけど、なんていうか・・独特だな。タデモリ神様」


「まぁ、な」


そんな風に俺とエオンが遠巻きにしていると、


「プン」


サジ夫が俺達の分の超回復カレーを持ってきてくれた。

俺に関しては今日、2度目のカレーだが、腹は空いていた。立って食べるのもなんだが、近くに椅子も見当たらない。俺とネオンは仕方なく、その場で立ったまま超回復カレーを一口、添えられた銀の匙で掬って口に運んだ。


「っ??!!!」


これはっ!!


「レア株霜茸の濃厚な旨味に冬将軍アプリコットのさわやかな甘味が合わさり、全ての食材に調和をもたらしているっ!!」


取り憑かれたように解説を始めるエオン。


「海氷ヒースの清潔や苦味が陸サーモーンキングの荒々しさをコントロールし、その勢いを受けシルバーリュンクスの肝の凄みがこの一皿の物語に圧倒的なエピローグをもたらしているっ!!」


取り憑かれたように解説を引き継ぐ俺。


「これはっ! カレー皿のっ! ウィンターパラダイスや~~~っっっ!!!!」


俺とエオンは声を揃えて絶叫してしまい、他の完治した患者達やサジ夫に大拍手で讃えられ、感涙して神輿のタデモリ神の手の甲に2人してキスをしていた。

・・数分後に我に返った俺達は、体力も魔力も全快していたが、


「はぁ~~~~~~っっっ」


「ふぅ~~~~~~っっっ」


柄にもない振る舞いに、俺達は病院の廊下の隅の壁際に2人で額を付け、自己嫌悪から回復するのに暫く掛かった。



その夜の内に、俺とタデモリ神とサジ夫とミスリル匙人間達、そして今後も各地の食材集めに協力することになったエオンは、ギルドマスターのバフェや関係者に見送られ、グランドォウナの転送門に入った。


「タデモリ神様」


「プン?」


「俺とエオンは、回復等で必要がない限り、今後は超回復カレーは食べません!」


「無理です!」


「なんでじゃ? 美味いぞ? さっきは2人ともワシの手にキッスをしておったぞ?」


「とにかく! 食べませんのでっ」


「無理なんですっ」


「2人とも『カッコ付けマン』じゃのぉ。ププンっ!」


「くっ」


「別に私はっ」


「はいはいっ、テレポートじゃ! さっさと起動するのじゃっ。ププーンっ!!」


俺達は次の多数の患者が待つ地へとテレポートしていった。

まさか世界中でカレーの材料集めをするハメになるとは・・ミカゲ、俺は俺で頑張るよ。

しかしっ、2度と超回復カレーは御免だっ!! パラダイスっ、とかっっ。くっっ、くぅっっ~~・・・

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