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みじか〜い 小説

ちょっとのつもりだったのに

作者: 社長

「や、やってしまった…………。」


最初はちょっとのつもりだった。


本当に少しのつもりだったんだ。


でもなんでこんなことに。






僕は普通の高校生だ。


成績は中の下。


運動もそこそこできる。


顔は自分で言うのもなんだけど平均より少し上くらい。


しかし体型には自信があった。


身長180cm、体重70kg。


趣味は筋トレで脱いだら結構すごい。


こんな普通の僕があんなことをしでかしてしまうなんて。





「ただいま。」


いつも通り家には誰もいない。


母は他界し、父はもっと稼ぐためにと海外で働いている。


学費は出してくれるし仕送りも申し分ないくらい。


手を洗ってしばらくダラダラとテレビを見ていた。


番組を見終えるともうすでにあたりは暗くなっていてそろそろ晩御飯の支度をしなければ。


僕は結構料理ができる。


レパートリーは無難なオムライスから高級フレンチまで。


今日はなんてことない日だったけど奮発して肉を買った。


今日はトンカツにでもしよう。




ものの十数分でトンカツ、味噌汁、サラダ、炊いておいたご飯を作り終えてテーブルに乗せる。


「さて、いただきます。」


手を合わせて軽くお辞儀をする。


おっと、まず肉を食べる前に野菜を取っておくんだった。


肉の前に野菜を食べると脂の吸収を抑えてくれるんだ。


「あ、ドレッシングかけよ。」


冷蔵庫からドレッシングを取り出す。


いや、マヨネーズの方がいいかな?


少し悩んで僕は黒酢タマネギドレッシングを選んだ。


これが体にもいいらしいし美味しいんだ。


ただしかけすぎは禁物。


ちょっとだけにしよう。


僕はドレッシングを少量だけサラダにかける。


「ぶえっくしょん!!!!!」



ドバァァァァァァ!!!!!



「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


やってしまった。


ちょっとのつもりだったのに。


サラダは黒茶色のドレッシングで溢れかえる。


残り三分の一ほどあったドレッシングがからになるくらいかけてしまった。


なんてことだ。


本当に少しのつもりだったんだ。


「くそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」





僕の嘆きも虚しく、部屋はドレッシングの匂いで溢れかえった。


僕はどうゆう心境でこの小説書いてたんだろ・・・。

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