Summer Refrain -狐の嫁入り-
十八歳の夏、俺は神隠しに遭った。
夏休みの約一ヶ月間の記憶を喪った俺は、
それからというものかなりの頻度で同じ夢を見る。
決まって「さようなら」という別れの言葉で覚める夢に、
俺はずっとその声の主を知りたいと願っていた。
それから十年目の夏を迎え、
同僚の三上奈津と一緒にいつものように帰り道を共にしていたところ、
身体に古い傷が浮かび上がって――
夏休みの約一ヶ月間の記憶を喪った俺は、
それからというものかなりの頻度で同じ夢を見る。
決まって「さようなら」という別れの言葉で覚める夢に、
俺はずっとその声の主を知りたいと願っていた。
それから十年目の夏を迎え、
同僚の三上奈津と一緒にいつものように帰り道を共にしていたところ、
身体に古い傷が浮かび上がって――
プロローグ
2018/10/11 00:27
(改)
日常
2018/10/11 00:31
(改)
習慣
2018/10/11 00:35
(改)
初めての鼻フック
2018/10/11 00:37
(改)
膝枕と夏の傷痕
2018/10/12 01:56
夏の部屋と過去
2018/11/08 20:30
(改)
向き合うべきもの
2018/11/10 18:13
母親エンカウント
2018/11/10 18:35
(改)
昔話
2018/11/11 12:53
二人でホテル
2018/11/11 13:17
隣にいる人
2018/11/11 15:35
記憶への糸口
2018/11/11 20:45
岐路に立つ
2018/11/11 20:48
出逢いと別れ
2018/11/11 20:51
前進
2018/11/11 20:53
狐の嫁入り
2018/11/11 20:54