表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/90

第64話

「なんだ犬ころ。キャンキャンやかましいな。躾がなってない獣は有害でしかないんだ」


 頭脳派の俺が導き出した答えはひとつ。

 殴るしかねぇだろっ!!





 真正面から殴り倒してやんぜ!!




 その瞬間だった。


「待ってー!!」


 俺とヴァングル(てき)の間にヤマトが割り込んできた!

 割り込んできたヤマトに拳が当たらないよう緊急回避したが勢い余ってそのまま地面を殴ってしまった。



 結果出来上がったのはちっちゃいクレーター。

 だが、人族では到底出せない威力の打撃だからこそ出来上がったクレーター。



 俺の攻撃力が凄すぎて一瞬ヴァングル(てき)がビビった顔していたのは見逃さなかったぜ。

 それよりも、だ。



「バカヤロウ! 危ねぇーだろーが!」


「ゲンスイさん、落ち着いて。ヴァングルも!」


 俺とヴァングル(てき)の間に立って声を掛けて来たが、俺は何時だって冷静だ。


「ヴァングル、この人達は僕がこれからお世話になる人達なんだよ。だから無礼は許さないよ」


「お嬢様……。分かりました、お嬢様がそういうのであれば」


「ゲンスイさんもごめんなさい。ヴァングルってばちょっと過保護だからついやりすぎちゃうのが悪い癖なの。でも本気じゃないから怒らないで」



 は?

 過保護とかいうレベルか?

 完全に喧嘩売ってたレベルだろ。



「ゲンスイ君~、これじゃ~いつまで経っても出発できないわ~。話は道中するとして~、とりあえず出発しましょ~」




 とりあえず殴らないと気が済まないと思っていたが、サラもシェリーさんも出発を優先していたいらしい。


「ぐぬぬ、分かった。じゃあみんな乗ってくれ」



 という一幕があって俺達はやっと旅立つことが出来たのだった。

最後まで読んで頂きありがとうございます!




実はアルファポリスにて(ちょっと内容違うけど)次話を先行配信しておりますのでよかったらどうぞ!


https://www.alphapolis.co.jp/novel/286453861/744200632

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ