第3話
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前回のあらすじ:アイアンゴーレムが出現するダンジョンの情報を買ったぜ!
説明回。なので短いです。
俺はダンジョン攻略準備のため街で必要になりそうな水や食料、その他回復薬なんかもいろいろ買い込んで収納庫に入れた。
家に戻って装備も整えた。
どんな格好か?
まぁそんなに上等なもんじゃないけど。
魔獣の皮を使った軽鎧にブーツ、両手にライトウェポン。て言ってもこれの見た目は完全に籠手だ。金属製の手の甲から肘までを守る防具。ナックルガードにもなってるしな。
ただし俺のはこれで殴るから武器でもある。
武器っぽいものは一応腰の後ろにサバイバルナイフも装備している。こっちは武器というよりサバイバルツールという面が大きい。
準備完了!
契約魔獣である地竜、パイオツカイデーを口笛で呼び出し颯爽と飛び乗るとダンジョンに向けて出発した。
契約魔獣っていうのは、対象と契約を交わした魔獣である。
うんそのまま。
まぁもうちょい詳しく説明すると、契約内容は様々なものがあるが、一般的なのは主従契約だ。地竜は比較的大人しい部類の魔獣だけど大体専門の商人が子供の地竜を主従契約してしまうのが多い。その後売り出されるって形かな。
俺がパイオツカイデーと契約したのは幼少期。パイオツカイデーが産まれたての頃だったので友達になって欲しいって願いを聞いてくれたんだ。そしたら契約の証であるツノがポロッと取れて契約完了した。それ以来俺のずっと仲良しだし、一緒によく遊んだし、獣人族の国を出るときも一緒だった。
近くにいたら口笛で来てくれるし、俺を乗せて移動してくれるのは便利。しかもパイオツカイデーも人を乗せて走れるのが嬉しいらしい。
この世界にも馬はいるけど、移動手段では圧倒的に地竜が独占状態だ。馬車を引くのも地竜がほとんど。
ちなみにパイオツカイデーって名前を付けたのは親父だ。語呂がいいって理由で付けやがった。
純真無垢な子供の友達に何考えてんだかって話だよ。
この世界の人族はパイとオツを入れ替えて読むとかそういう発想がないので変わった名前だなぁくらいの印象しか持たれないのが救いだ。
収納庫も契約魔獣も地竜も、ホント異世界だなって改めて思う。
収納庫は闇属性の初期魔法だ。
適正がある人はかなり便利なので、適正の無い人からは羨ましがられる。特に行商人とかはこの魔法が使えるかどうかで扱いが変わるらしいしね。
俺の場合全属性適正が転生特典【贈物】としてあるので、もちろん魔法の勉強もして収納庫も習得したのだ。
さて、今日も野宿だ。ダンジョンのあるエリアまで5~7日ってところか。先は長い。飯食って水浴びしたら歯磨いて寝よう。
おやすみ、パイオツカイデー。
この世界の食堂はだいたい、商品の提供と同時に支払いをします。ファンタジー世界では料金の先払いや後払いは違和感を感じるのでそういう仕様にしよう!って思いましたまる
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