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あの声の主  作者: 猫大長老
3/3

最後の階段

完結しますー

家を出た僕は、とりあえず畑の向こうの家に言ってみた。ビンゴだった。そしてなぜか奴もここに居た。


なんでも、昨日の夜にうちのじいちゃんがその家の庭で騒いでいたそうだ。


そして今は、じいちゃんは行方不明だそうだ。困ったな。とりあえず家に戻って報告だな。


家を出る時には気が付かなかったけど、うちの門に「モリナカンデ」と書いてあった。

父は嘘をついていなかったようだ。


家に入ると、CDのいい匂いがした。

食卓に行ってみると、みんなはもう食べ終わったらしく、僕の分しか残っていなかった。小さいサラダと、CDの4分の1だけ。じいちゃんの分が無い。食べてしまったということでは無さそうだ。CDは4等分されている。つまり、昼ごはんは4人分しか用意されていなかったということだ。


父に聞いてみた。すぐに答えてくれた。


「じいちゃんには消えてもらった。あれはもう手に負えん。一日中暴れまわってる人だったろ」


「消えてもらった........!?どういうこと?じいちゃん昨日畑挟んだ隣の家に行ってたみたいだよ?」


「1000万円だったかなぁ。父さんと母さんで相談して「ある薬」を買ったんだ。」


父ちゃんが一番怖いかも........。


「その薬を飲むと、世界中の家を1軒ずつ渡り歩いて、世界一周するまで帰って来なくなるんだ。それをじいちゃんのご飯に混ぜて飲ませたんだ。」


「そもそも、1000万円なんて大金どこにあったんだよ」


「実は、お前たちの風呂を撮影して売ってたんだ。でも良いだろ、どうせ知らない人に売ってるんだし。」


ひどい........。それが親のすることか。それにしても、なんで急に気前よく話してくれるようになったんだろう。


「そうだ!ヨシオ、昼ごはん美味しかったか?」


「そんなことどうでも良いよ。それより、ちょっと出掛けてるくるよ。急用ができたんだ。」



ちゃんと一段一段踏みしめた甲斐がありましたね!(*´∀`*)

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