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あの声の主  作者: 猫大長老
2/3

翌日

本当は短編にしたかったのですが、長すぎるので分けながら進めます

ジリリリリリリリリリリリリ!!!


はっ!!目覚ましかけてたの忘れてた!びっくりした!


はぁ........気が重いなぁ。とりあえず玄関見てくるか。トコトコ、トコトコ。あ、階段まだ歩く機会あったね。上がる時に最後だと思ってた。一段一段踏みしめないと!二階に戻ってやり直そう!


しみじみ........しみじみ........(階段を降りている時の感情)


玄関ガラッ


あれ、死体が無い........。でも血の跡はあるな。夢じゃなかったか........。警察来るかな。あいつ通報したのかな。まあ、なるようになれだな。


「おはよー!」


台所に母がいた


「ヨシオ!もう11時よ!何時まで起きてたの!」


「んー」


「お父さん休日出勤で昼までで、帰ったらお風呂入るって言ってたから!お風呂掃除しておいて!................読者のみなさん、父子家庭だと思ってたでしょ」


起きたばっかりなのに。めんどくさい〜。


と、思いつつもちゃんとやる男なのだ、僕は。


あれ、フタが閉まってる。普段はお湯が無い時はフタ開けてあるのに。

この時、妙な胸騒ぎがしてればよかった。よくある漫画みたいに。


フタをめくると、なんと、奴がいた!


「よくも私を殺したな!!」


ぎゃあああああああああ!


僕は必死で居間まで逃げた。


「父ちゃん!あいつが!風呂場に!」


「お兄ちゃん、お父さんは仕事だってば。」


「あ、そっか!ヨシコ!あいつが風呂に!」


「お兄ちゃん、なんでフリちんなの?お風呂掃除なのに」


「はっ!昨日のままだった!」


「さすがお兄ちゃんね。あの父にしてこの子って感じ。................読者のみなさん、親子三人家族だと思ってたでしょ。私もいたのよ」


そうだ!こんな話をしている場合じゃない!


「ヨシオ!早くお風呂掃除しなさい!」


「ダメだ!お風呂掃除してる場合じゃない!」


などとやり取りしている間に、奴は来ていた。


「貴様........」


怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い!血だらけで怖い!


「貴様........なんでまだフリちんなんだ........」


そこかよ!........って、母ちゃんやヨシコは怖くないのか!?


気を失ってるみたいだ。僕もどうにかなりそうだけど。


「ごめんごめん、驚かせたかっただけだから。でも、痛かったんだよ?昨日の」


........あんまり怒ってない??

逆に怖いわ!


「ただ、話がある。ちょっと風呂まで来い」


なんだろう。悪い予感しかしない。殺されるのかな。


「これを見てみろ」


........!?これは!カメラ!?何でこんなことろに!


「なんでカメラが........」


「お前の父さんが付けたんだよ」


えっ........父ちゃんが?なんでこんなところに........。というか、なんでこいつが知ってるんだ。


「それは分からないが、何か目的があるのは確かだろう。父さんが帰るまで待つんだな。あと40分くらいで帰ってくるだろう」


「お前なんでも知ってるんだな」


ーーーーーー40分後ーーーーーー


「ただいまー!昨日から極弱火で煮込んでおいたCDはどうなってるかなー!」


「父ちゃん、話がある。」


僕は父を風呂場に呼んだ。


「なんだ、こんなところに連れ出して。それに、昨日の座敷わらしまで。しかも血だらけで」


こういう時は単刀直入に聞いた方が良いのだろうか........。それとも........それ以外思い付かないな。


「父ちゃん、このカメラはなんだ」


「ああ、このカメラか。このカメラはな、ニュートリノと水の原子核の衝突の瞬間をとらえようと思って設置したんだ。」


何か言い訳始めたぞ。盗撮してたんじゃないのか本当は。


「そんなの見えるわけないだろ!」


「衝突したら光るんだよ!」


衝突したら光るのかよ!


「光もどうせ見えないだろ!」


「うるさーい!俺に説教するなー!」


出ました。父の口喧嘩に負けそうになったら逃げる癖。小学生か。


そういえば、奴がいない。まあ、良いか。

そういえば、昨日からじいちゃんがいないな。これは良くないな。


ちょっと近所に目撃情報が無いか聞いてみよう。


僕は昼ごはんも食べずに家を出た。








感想待ってます(*´∀`*)

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