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第七十肆陣:過去への闇と現在への光
マスターが持っていた本、若葉から貰った本。
その2冊の古びた本があるページを開いたまま落ちている。2冊は光を放ち、突然、当たり前のように融合した。
しかし、1冊の本になる訳でも無く、光は消えた。そして、マスターが持っていた本がどこからともなく吹いた風によってページが捲られる。何故、もう1冊のページが捲られないのか不思議極まりないが。
本が示したページ。そこは何故か真っ赤に染まっていたがみるみるうちに白紙に戻って行き、何かが刻まれていく。
ーカキカキー
何処からともなく文字を書く音が響く。
そこに記されるのは、何か
『………吐き出されぬ彼らの思い。それを此処にこっそりと記して仕舞おう』
『さあさ、お立ち会い。これから始まりまするは………彼女と彼らが出会う前のお話しでございます…』
『さあ、御手を拝借?彼らが過去と決別し、未来へと歩み出せますよう…祈ります』




