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異世界戦争  作者: Riviy
第陸部隊:真実ノ瞳達
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第六十陸陣:三兄弟の対戦相手

今日は2つ連続投稿ー!

四季と海、左眼丸はある2人の青年と対峙していた。その2人は以前、〈大罪楽園〉で見た2人だった。一人は口元にベールを付けた青年。もう一人は片目を髪で隠した青年だ。


「……じゃあ、始めましょうか…」

「「「?!」」」


ベールを付けた青年が凄まじいほどの素早さで四季の真ん前に現れた。そして四季に刀を振り下ろした。それを紙一重で大鎌の柄で防ぐ四季。左眼丸がすかさずお札を出すと青年に叩きつける。がそのお札は四季と青年の前で真っ二つになってしまった。


「…は?」

「こっちだ」

「左眼丸!!」


ガキンッ!驚き動きが止まった左眼丸に容赦なく振り下ろされた刀。それを海が彼を横に押し出すとナイフで防ぐ。四季と青年、海と青年が押し合いをする。四季と海が青年達を弾くと2人は並んで立つ。


「兄弟ぃー」

「わかってるっ!」

「……おうよ」


大鎌をブンッと振る四季。ガチャッと銃弾をマシンガンに入れる海。薙刀とお札を構える左眼丸。ベールを付けた青年(以下、無表情な青年)と片目を髪で隠した青年(以下、片目の青年)もやる気のようでニィと嗤った。それが勘に触ったのか海がマシンガンの銃口を向け、乱射しつつもそれに負けないほどの大きな声で叫んだ。


「その嗤いはいつまで続くかなっ?!行けっ!!」


乱射された銃弾を刀で弾く青年達。乱射の中を四季と左眼丸が青年達に向かって駆ける。そして銃弾を弾いていた青年達に武器を振った。銃弾の波が止まると力尽くしの押し合いが始まる。弾いては交差し、弾いては交差する。青年達の背後や前方から海が銃弾を浴びさせる。少しずつ傷つく青年達。とその時、


「…!…四季!海!下がれっ!!」

「「?!」」

「…………………クス」


左眼丸が大声で叫んだ。そして驚く2人に向かって左眼丸がお札を飛ばし、結界を張る。ブワッ!と左眼丸が風圧で吹き飛ばされる。兄弟が彼を心配して叫ぶ。脇腹から少量の血を流す左眼丸と結界に守られた2人の先には不気味な光に包まれた刀を構える青年達がいた。片目の青年の刀の切っ先には血が付いており、左眼丸に傷を負わせたのが彼だと分かる。


「?!何あの光?!」

「………さて、反撃と参りましょう」


無表情な青年が口元を歪めてニイと嗤う。そして結界が切れた四季に向かって跳躍し、上から刀を刺す。かろうじて避けた四季だが右頬に一線切られてしまったようだ。四季は後退しつつ、切れた右頬を手の甲でこすって「やるじゃん?」とこちらもニイと笑った。


「グッ?!」

「海!!」


もう一人の片目の青年が海のナイフも銃の攻撃も与えないほど素早い動きで彼を攻撃した。海の左肩に一線刻まれる。切られた事で倒れそうになっている海にもう一撃加えようとする片目の青年と海の間に左眼丸が滑り込むと結界を張り、防御する。


「大丈夫か?」

「イテテ…平気平気」


左肩を抑えながら海は安心させるように笑う。そして2人で後退し、四季と合流する。三兄弟は刀を自分達に向ける青年達を睨む。そしてバンッッ!と海が再び、マシンガンを青年達に向かって乱射。四季と左眼丸が素早く跳躍し青年達の頭上から武器を振り下ろした。その途端に銃弾の嵐は途絶える。銃弾を防いでいた青年達はやはりかと思いながら2人の攻撃を防ぐ。頭上からきたため力が強い。それを軽く受け流して弾き飛ばす。四季と左眼丸は空中で一回転しながら海の元へと戻る。


実力は五分五分か…それとも、相手が上手か…


「兄弟、終わらせよ?」

「そうだね。やったるかっ!」

「……終わらせる」


三兄弟が企む。それに気づいた青年達が慌てた様子で走るが海の銃弾によって遮られ、足を止める。


「決着つけるから動くなよ?」


海がニイと笑うとマシンガンを手放し、両腕を広げる。と海の瞳と同じ2色の光が彼を囲む。


「〈遊撃乱舞ゆうげきらんぶ〉!!」


バシンッッ!と光が消え、そこに現れたのは無数の銃器。海が右腕を振り下ろし、叫ぶ。


「撃て!!」


ーババババッッッッ!!!ー


銃器の音が視界も聴覚も支配する。青年達も何やら技を発動させ、先ほどよりも凄まじい銃弾の嵐を防ぐ。


「ガーラ空きぃー♪」

「なっ?!」


前方の攻撃に気を取られた青年達は背後に回った2人に気づかなかった。四季は大鎌を前方に構え、左眼丸は薙刀を横に構え、叫ぶ。


「〈花鳥乱舞かちょうらんぶ〉!!」

「〈雷炎乱舞らいえんらんぶ〉!!」


四季の大鎌に花と小さな鳥が舞い、左眼丸の周りを大量の炎のお札と雷のお札が囲む。四季が大鎌を振り、左眼丸が右腕を横に空を切るように振ると花と小さな鳥が舞った大鎌と大量の炎と雷、そして銃弾の嵐が驚き、身動きの取れない2人に向かって襲いかかり、土煙が上がった。


しばらくして土煙が晴れるとそこには傷だらけの青年達。だがやる気はあるようだ。その瞳に宿る感情と意思は衰えない。


「…………」


両者は睨み合うと足に力を入れた。

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