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第三十陣:終わる銃声
月が重い雲に隠れる。
ーバン、バン、バンー
3回連続で響く銃声。煙を出す銃口の先には左胸と右脇腹、そして脳天を真っ赤に染めた山茶花が狼狽えるような表情をして立っていた。
「な……んで……」
バタッと血塗れの山茶花は倒れた。銃、山茶花が持っていた小銃を持つ人物は息絶えた彼を見下ろし、残酷なまでに冷たい目と声で言う。
「なんでって、元々仲間とかじゃないし。君はただの〈核〉に過ぎない、当然でしょ」
と、その時、背後で気配がした。人物はニヤァと嗤いながら背後を顔だけで振り返る。
「う、うそ…」
「マジかよ…」
いた。
〈bitcore〉での最後のピース。
人物は銃口を向ける。それに5人の人物は慌てふためきながら武器を構えた。
「死んでよ、吉良光?」
**…
そして出来上がった6つの真っ赤な死体。血塗れの人物は、人影は別の安心する気配に小銃を投げ捨てた。
「後悔はしてない。これが、彼らの罰なんだから」
黒いベールを脱ぎ捨て人影は別の気配と歩き去った。




