表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界戦争  作者: Riviy
第参部隊:反乱ト政府ノ作戦
26/126

第二十参陣:反乱軍の作戦


ー時間は少し遡る。


両腕を怪我し、まともに動かせないマスターは牢屋の中、鉄格子をずっと眺めているカルを尻目にこの異世界の事と移動の最中に離れてしまった彼らの事を考えていた。響がいるから自分の居場所は大丈夫だとして問題は異世界の情報だ。彼らがどう情報を手に入れるにしろ情報がないと不便だ。まあ、きっと彼らなら情報がなくとも此処まで来そうだとマスターは思い、小さくクスリと笑った。


異世界、〈bitcoreビット・コア〉は政府が世界を牛耳っている。政府は人々に重税や重い罰、法律を与えた。それに縛られた人々は政府に真っ向から勝負を仕掛ける。それが反乱軍の結成された瞬間だった。世界を牛耳る政府に不満や憎悪を持つ人々は多く、反乱軍の味方は多かった。政府は反乱軍を鎮圧しようと試みるが人数も多く、味方も多い反乱軍に何度も敗戦を許しそうになる。がそのたびに巨大兵器を使い、希望の芽を摘み取っていった。政府も馬鹿ではない。人々を家族や恋人、友人をダシに脅して無理矢理、味方を増やした。政府と反乱軍の戦いは多くの犠牲の上に成り立っていながら勝負は闇の中だった。そしてその数年後、最初の『災い』が起こる。『災い』によってなんらかの自然現象で政府の味方をする化物が大量に出現した。その後の『災い』では政府の味方をする化物の強化版が出現したりと政府は反乱軍が壊滅寸前の状態を何度も見ては嘲笑した。だが反乱軍は諦めずに立ち向かった。そして化物に着実と勝利を手にするようになる。そして、反乱軍同士の両親からは強い子供が生まれ出す。その強い子供達が結成した反乱軍があると云うが実際は政府に知られぬよう極秘だ。

反乱軍は政府と化物に勝ち、平和を手にする日は来るのだろうか…


今は外の生物の動かない気配からして夜だろう。マスターは痛む両腕を少々動かしてみる。痛いが少しは動かせるようだ。自分の回復力にこれほど感謝することはない。

と、カルの視線がピクリと動いた。そしてキィ…ガシャン…と鉄格子の向こう側にあるもう一つの鉄の扉が音を立てて開いた。そこから入ってきたのはランタンの淡い光だった。そしてその後にランタンを持ったカルと同じくらいの青年が入って来た。青年はランタンを顔の辺りまで上げて牢屋の中にいるカルを見て笑った。


「何してんだよ。滑稽だな」

「作戦のためだ。文句言うな」

「まぁーな…よッと」


ガコン!!と変な音と共に牢屋の鉄格子が突然、人が通れるくらいの大きさを作った。暗闇の中よく見てみると青年の手には短剣があり、その短剣を持つ指の間にはなにか液体が入っていたであろう小瓶があった。液体が鉄を溶かし、そこに短剣で攻撃し、出口を作ったのだろうと瞬時にマスターは思った。


「ほら、行くぞ。作戦開始…そいつ連れて行くのか?」


青年がマスターの方にランタンの光を向け、言う。カルはマスターを見ると顎を動かして「来るか?」と問う。マスターが立ち上がりながら青年に包帯で巻かれた両腕を見せるように掲げた。それに青年はマスターを足手まといになるのでは?と思ったらしく顔が歪んだ。


「君の思う事はごもっとも。だが」


マスターは牢屋の唯一の出口に向かって回し蹴りを放った。ガツン!と辺りに反響する鈍い音。出口はマスターの回し蹴りによってこじ開けられた。カルは愚か、青年も驚いたように固まった。


「私はこれくらいは簡単に出来る」

「………あはははははは!!」


突然、青年が腹を抱えて笑い出した。そして笑いが収まらないままでマスターを見やると愉快そうに言った。


「お前、面白いな。カル、作戦変更。こいつ連れてこうぜ」

「はぁ?!お前な…一般人だぞ?!」

「とりあえず一般人はこのセンターの牢屋には入らねぇぜ?」


カルが青年に言うと青年はそう反発する。カルが「ごもっとも」となにも言えなくなり黙る。マスターが牢屋から自身が壊した出口から出て来ると青年は短剣をしまい、再び愉快そうに笑って言った。


「俺は反乱軍の独立部隊・滅竜めつりゅうのメンバー、ゼイガって云うんだ。こいつは…カルは滅竜のリーダー。宜しくな、面白いフードのヒ・ト♪」


青年、ゼイガは薄黄緑のショートで黄緑色の瞳。黒の学ランを羽織り、学ランの下は第三ボタンまでのボタンが引き千切られたワイシャツ。左袖のみ短い。首に薄汚れたヘッドホンをかけており、右耳の部分からはマイクが伸びていて両手に指先の出る黒の革手袋をしている。黒の長ズボンをはき、靴はスポーツシューズ。腰には茶色のベルトをし、そこにたくさんの液体が入った小瓶と2本の短剣をつけている。


「嗚呼、宜しく」

「ゼイガ、お前また姉に怒られるぞ」

「はっ!今、姉貴は彼氏とラブラブだから怒られねぇよ!」


カルの心配を無視しゼイガが鼻で嗤う。とゼイガがカルに向かって何かを投げ渡した。それは2本の剣だった。それを受け取ってカルは驚きながら嬉しそうに笑った。


「これ何処で?!」

「さっき通った部屋にいたおっさんがくれたぞ…此処の半分以上が俺らの味方って前代未聞だぜ…」


呆れたように眉をひそめるゼイガ。それにマスターはクスリと笑った。が彼はそれに気づいていない。と、ゼイガが首にかけているヘッドホンから雑音が聞こえた。そして雑音混じりに誰かの声も響く。


【こちら反乱軍。コードネームを述べよ】


それにゼイガはランタンをカルに投げ渡し、ヘッドホンの左側を耳につけ、右手で右耳の部分から伸びるマイクをつかんで口元に持って来ると言った。


「こちら反乱軍、独立部隊・滅竜、コードネーム、ゼイガ。時刻は?」

【コードネーム、ゼイガ…確認完了。時刻は19時30分を回った頃だ】

「作戦について変更点あり。リーダーと共に捕らえられていた者を同行させる」

【了解。敵と判断した場合は始末しろ。健闘を祈る】


ブチと音がして通信が切れたようだ。ゼイガはヘッドホンを元に戻しながらマスターを見て笑った。


「ちゃんと着いて来いよ」

「お安い御用だ」


それを合図にカルがランタンをコンクリートの床に叩きつける。パリンッ!と音がして光が消える。カルが鞘から剣を抜き放ち、真剣な面持ちで告げる。


「…これより作戦を開始する。目的地は最上階、管理室だ」


その言葉と共に建物中の警報装置が作動し、ジリリリ!!と不気味に響き渡る。それを引き金に反乱軍の味方と云う家族を人質に取られた人々は各階で化物を狩り始めた。


「我ら反乱軍に勝利あれ!」


カルが叫び、3人はその部屋から飛び出した。


書き留め過ぎて今何処まで書いたか曖昧でヤバイです。何やってんだウチ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ