ある日の男子生徒と女子生徒の立ち話
「けだるいなあ」
「いつもそうね。そうやって腐っていくといいわ」
「風紀委員達のよくわからん運動に巻き込まれて要らん体力を使う羽目になったんだ。少しぐらい腐ってもいいだろ」
「私が目くじら立ててんのはいつもけだるそうにしている点よ。別にあの連中の巻き添えをくらわなくてもぐだぐだしていたでしょうに」
「とはいうもののな・・・いや、確かに言う通りか」
「そうね。だからさっさと続きをしましょう?
明日提出する羽目になる数学の宿題の答え合わせ」
「けだるい理由の第一がお前の宿題の手伝いだということを完全に無視しているな」
「いいでしょう。どうせ暇人なんだし」
「おれが文系でお前が理系のクラスであることを完全に無視しているだろう。つうか、数学のⅠやⅡならまだしも、BやCは普通文系は習わないところなんだが?」
「でも得意でしょう? 1年時いっつも満点に近い点数をたたき出してたじゃない。といか何故文系を選らんだ」
「それは秘密だ。つか話をそらすな。1年はともかく2年以降は全く習わんぞ、三角関数や微分積分法なぞわかるか」
「そのわりには隠れて勉強しているみたいけど」
「…必要と感じたからな」
「え?」
「まあ、それはそれだ。とっととはじめるか」
「ちょ、ちょっとー!
今の、もう一度言いなさいよー!」
…結局オチ思いつけなかったー!