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〔番外〕調査へ

今回は番外編です。

協会長らが調査に行く話です。ご了承をお願いします。

side ラゼル

「ほんとに最近の目撃情報は何なんじゃ」

近頃伝説級の魔物の目撃情報が相次いでいる。

ブレイゼルで冒険者協会を長年やってる私でもこのようなことは滅多に見たことがない。

あの3人組も言ってたし、本当に居たとしたら...


あぁ、考えるだけでゾクゾクしてしまう。

「すまない、報告だ」


また誰かが報告に来よった。

ますます情報が正確になっていくな。


「で、何か手を組んでいるような感じだった」

「ものすごい威嚇もされて、逃げられてしまったんだ」


ふむ、この証言が本当だとすれば、天狐とドラゴンが仲間である可能性が高い。

また、そのドラゴンが少なくとも伝説級であることは間違いないな。

しかし威嚇もされたということは人間をだいぶ敵と見なしているかもだ。これが本当だと一大事だぞ。

とりあえず視察もかねて目撃情報があった場所へ行ってみるか。


「会長、目的地は夕方到着の予定です。」

もしかしたらまだ潜んでいるかもしれないし、護衛をつけるのは当然だ。だが...


「ハハハ、またあのでかい奴に会えるのかぁ」

「めっちゃ楽しみだな。こんどこそやっつけちゃおうぜ」


こいつらを連れてくるのは間違いだったかもしれない。

「おい、そこの3人組!何かあったらすぐに帰らすからな」

「ハーイ」


本当に分かっているんだか。

だが、こいつらも目撃者だ。なにか分かるかもしれない。

まだ到着までは時間がかかるな。


◆◆◆


「会長、降りてください。」


よし、到着した。

見た目は普通の川と森って感じだな。


「えーっと、ここら辺だ」

「ここでにらみ合っていた感じだ」


ふむ、川の対岸でにらみ合っていたって言うことか。

ここで敵対された可能性も高いな。


「で、相手側が逃げていったんだよ」

「それで、捕まえようとして相棒に乗って追いかけたってこと」


「おい、それは金目当てでやった行為じゃないよな。ちゃんと研究のためにということだな。」

「あっ、はいそうそうです」

「決して金目当てではなくぅ」


なんか相づちが不審だったが。

相手側から逃げていったのか。それを追いかけたってことはここで敵視されたのかもしれないな。

川沿いに逃げていったってことは何か手がかりがあるのかもしれない。

「みんなで少しここら辺を探すんじゃ」


やっぱりここで変なことするのがこの馬鹿3人組だよなぁ。

「えーっと、これは決して故意ではなく...」

「いや、俺が毛を投げて遊んでて、川に落っことしたんだよ」

「おいっ」


...まっすぐなところは楽だから良いけど。

だが毛ってことは天狐かドラゴンの毛である可能性が高かったのか。

これはものすごくまずいことになった。

毛があればその特徴から正確な種族などが分かったかもしれない。

しかも研究を重ねれば生態なども分かるかもしれない。


だがそれをなくしてしまったと。

これは説教コース確定だな。


まぁなくしてしまったのは仕方がない。他に何か役に立ちそうなものを探そうか。


...何もないか。

まぁ毛を一本見つけられただけで奇跡だからな。

だが、これで伝説級の魔物が二匹行動を共にしているという事実はほぼ確実になった。

これはすぐに討伐隊を結成しなければならないな。


「...すみません。そんなに重要なものだとは知らずに」

「すみません」

「すみませーん」

「おい、ルシエルっ」


なんだ3人組、謝るとは改心したじゃないか。

だが、まずは確認するっていう動作を覚えてもらわなきゃあならないな。

「改心したのは分かったが、まずは他の人に報告しなさい。そうしたら判断できるから。」

「はい、ほんとにすみませんでしたぁ」


うん、これでもう暴れないと良いが。

ただ、伝説が二匹手を組むか、普通?

人間に対して攻撃なんぞしてくるとこちらは対処のしようがないぞ。


「お詫びと言っては何ですが、跡を追跡するのはどうでしょうか」

ん?アステルか。3人組の中では一番まともそうな。

「川沿いを先に行った周辺に何かありますか?」


うーん、あそこには遺跡しかないな。

ゴーレムがよく出るからあまり狩り場として人気がないから人気のないところだ。

「そこに魔物が行ったのかもしれません」


確かに、その可能性もあるな。

「分かった。明日は例の遺跡に行ってみることにしよう」


よし、じゃあ遺跡に向かって出発するか。

「川沿いに何か痕跡が残っているかもしれません。」

それにしても、この子ほんとに頭が切れるね。


なぜあんな奴らと組んだんだろう。

まぁ友達関係ってところなのか。


「ん?何か落ちていませんか?」

おおっと、ストップしよう。

なんだこれ、足跡...なのか。人間のものではなさそうだけど。

「もしかしたら伝説のものかもしれません。いったんこれ回収しましょう」


...すごく手際が良いな。

将来有望株だ。それにしても、これ本当だったらものすごい成果だぞ。

ドラゴンのものだったら正確な種族が分かるし、とりあえずそこに居たという証拠にもなる。

一大研究事業になるぞ。


「おーい、遺跡に行ってみたが特に何もなかったぞー」


それだったら今すぐにでもこれを研究しよう。

でかした、アステル。

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