18話 再会の光
「太陽ー、着いたよ」
耳元で満月の声が響いて、僕は起き上がった。
「びっくりした…」
僕はすぐ近くにいた、満月を睨んだ。
「前の村に着いたよ」
満月はお構いなしに言ってきた。
僕は満月のその言葉を聞いて辺りを見渡した。
大木に囲まれた場所。
セレネの今の村と同じような造りだった。
大木にドアや窓が付いていて、今も人が暮らしていてもおかしくないほどだった。
「…ここが前の村」
辺りを見渡した僕はつい呟いた。
「うん、前の村だよ。驚いたでしょ、今の村はここに寄せて作ったんだから」
満月はドヤ顔で答えた。
僕はしばらくは辺りを見渡していた。
「セレネの戦士たちはいるかな…」
見渡しても人がいるように感じなかった。
「すみません、それは分かりません…」
僕が言った言葉に半月は静かに答えた。
「とりあえず、探そうよー」
満月は重い空気を察してか、テンションを上げて言った。
「そっ…そうだよ。探してみよ」
三日月も満月に同調して言った。
半月と新月もその言葉に頷いて、村の中を探すことにした。
そんな時、少し離れた場所から“パキッ"と木の枝が折れるような音がした。
僕たちはそこに誰かいると考えて音のした方に行くことにした。
でも、僕たちが行く前に音のした方向から男が1人歩いてきた。
その男はゆっくりとこちらに近づいてきていた。
髪は満月のように金髪で目の色まで金色、直感で強いと思うような見た目だった。
男は木の実が入ったカゴを抱えていた。
「あっ、光月だー」
満月がそう言って光月と呼んだ男の方へ走っていった。
「…満月」
光月は満月の名前を言ったかと思ったら少し横にずれた。
そしたら、満月は一直線に木に突っ込んでいった。
満月は脚力で一直線に走っていったからか止まれなかったみたいだ。
「みんな…久しぶり」
光月は四姉妹を見て笑顔で言った。
木に突っ込んだ満月はわからないけど、3人は笑顔で泣いていた。
僕たちは倒れた満月を背負って中心の大木の家へと入っていった。
家に入ってすぐに満月以外の3人が光月に泣きながら抱きついた。
半月はいままでの不安を言って、三日月は「光兄」と連呼して、新月は再開の喜びを呟いていた。
そのまま3人は泣き疲れたのか眠ってしまった。
満月は木に突っ込んで倒れた時に眠ってしまった。
その結果、起きているのが僕と光月だけになってしまった。
「初めまして、俺は光月。よろしくね」
どうしようかと思っていた時に光月が挨拶をして、握手を求めてきていた。
「あっ、初めまして、太陽です。よろしくお願いします」
僕は緊張のして、差し出された手を両手で掴んでお辞儀をしていた。
「そっ、そんなに畏まらなくていいよ。4人が連れてきた人だから俺は信頼できると思ってるよ」
光月は僕の肩に手を置いて言った。
「うん、じゃあ…よろしく」
僕はなんとなく挨拶をしなおした。
「あぁ、よろしくな」
光月も再び挨拶をして、僕たちは握手を交わした。




