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京都事変  作者: たま
32/60

崇徳天皇の怨霊と戦うには脆弱過ぎると痛感したアキラは、

霊体だけで祠に行っていた。

自分の始りの場所。

大阪の病院で不治の病で寝たきりの植物人間の子供だった。

天武天皇が神武天皇がナガスネヒコを倒し大和を名乗ったとされる伝説に習い、兄天智天皇を倒すと誓った矢田山に出来た新設の病院に転院して目覚めた。

原因は、そこから竜田川をはさんだ東大寺を建てた行基の墓のある竹林寺の近くの庄屋屋敷だった。

屋敷の中の有間の家の庭…鬱蒼とした竹林の中に古い古い祠がある。

直径5kmほどの狭い地域に古代史が詰まったその地に

ひっそりとある竹林の中に。

多分、行基が住み修行の場であったのだろう。

なぜ全国を行脚した行基が、此処を最期の地にしたのかは謎である。


アキラがその竹林に入ると竹が大地が光だし、アキラの霊体の中に吸い込まれていく。

それを1月続けていたのだ。

この竹林で山背大兄王の魂を食ったのが、アキラの始りだから。


「全然気付かなかったよ。」話を聞いた有間も驚く。

「僕の実家行ってたのね。まあ、アキラ君の実家のマンションも庄屋屋敷の中だけどね〜」有間が肩をすくめる。

「長い間、顔出してないなあ〜母さんも莉夏のおばさんも忙しいしね〜」ゆったりと紅茶をすする。

「あれ?有間さんは親族に殺されるって…」ヒミコが

有間のカルマを思い出した。

「そう、18歳で親族の男に殺されるって決まってた。」

両手の指を絡めて足を組む。

「事件があって本当に殺されかけたけど、今世で山背大兄王とまさか親族になってね〜彼のおかげで回避できたんだよ。」

有間が晴れやかな顔で微笑んだ。

「じゃ、もう、有間さんも?再生しない?」ヒミコが嬉しそうに聞く。

「うん、ただの人間だよ♪」

有間も嬉しそうだ。

「じゃあ、藤原氏の台頭で始まった入鹿、山背大兄王、有間皇子の再生人生もやっと終わるんですね?」

と無邪気に見波が言った瞬間、皆が固まった。

「確かに。タイミング合わせたみたいだよな…」アキラがテレビで護摩行に勤しむ近衛吉良を見ながら有間の顔を見る。

「偶然だと思うけどね〜藤原の鎌足と不比等親子に殺された3人だけど。アハハハハハハッ」有間が焦る。


まさかの偶然なのだが。

1300年の偶然だ。

「あの地がなぜ再生者を生むのか?

分からないしね〜

その地がアキラを生み出した。

神武、天武天皇や

行基や役小角(えんのおずぬ)のゆかりの地だから何が起きてもおかしくないけどね〜」

有間が本人自身も半信半疑で笑うしかない。

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