日常風景を厨二病の色眼鏡をかけて見てみた。
「今日もまた戦場か、オーダー了解」
俺の力を持ってすれば容易い仕事だ。
「今日も頼むぞ、ミヅチの化身、そして潜在能力。癒しの領域を汚すゴミどもを掃除するのだ」
ゴミどもにミヅチの化身よりの軽い挨拶、この時点でかなりの奴等を命の源へと押し流してやった。だが俺たちの攻撃の手はこれから伸びる。
我が潜在能力で、部屋の片隅にへばりついている連中を捉える。
「とどめだ、喰らえゴミども! 癒しの領域を汚したことを襲い来る濁流の中で後悔するがいい! 水竜烈吼波!!」
哄笑を上げながら俺はミヅチの化身の力を解放する。しかしこいつは加減を間違えると俺にも被害が出るから全力を出すわけにはいかない、しかもなかなかに繊細な力のコントロールスキルを要する。強すぎる力を持つというのも考え物だ。
領域を点検し、汚れを払えたことを肌で感じると、俺は相棒へ感謝の念を送り領域を後にした。
「オーダー、完了」
さて、いったいこれはなにをしている様子でしょうか?