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当たり前だろうごめんなさい

作者: よしきん

社会を明るくするためには、僕は“ありがとう”と“ごめんなさい”をみんながちゃんと言う事、そしてそれに対して“どういたしまして”、“いいんだよ”と言う返事をみんながちゃんと返すことが大切だと思います。

そうすれば、みんな仲良くなれるし、他人のためになることをするようになるし、他人の迷惑になるようなことが逆にしなくなると思います。


正直に言うと僕は特に家族の中では、“ありがとう”と“ごめんなさい”がちゃんと言えなくて、良く親にしかられます。この間も王将に晩御飯を食べに行った時、お兄ちゃんにジュースをもらった時に“ありがとう”が言えませんでした。お父さんから“あ”から始まって“う”で終わる言葉をちゃんと言いなさい、と言われたのに対して、お兄ちゃんには“あたりまえだろう”と言ってしましました。お父さんに叱られて、ついでに“ご”で始まって“い”で終わる言葉もちゃんと言えるようになりなさい、と言われたのですが、小さな声で“ごっつぁんでござい”と言って舌を出していました。お父さんは優しいのでそれ以上あまり厳しくは言われませんでしたが、家に帰ってから、感謝の気持ちやお詫びの気持ちをちゃんと言葉に出して言う事はとても大切な事だと、そうすれば世の中うまく回るし、そうしないと将来僕が損をすると言われました。


お父さんに言わせると、お父さんも若いころ“ありがとう”と“ごめんなさい”がちゃんと言えなくて損したそうです。そしてそれから大事な事は“ありがとう”と言われた時に、言われた相手はそれを“当たり前だろう”と受け取らずに、ちゃんと“どういたしまして”と言う事や、そういう態度を示すことが大事だと言うことです。同じように“ごめんなさい”を言われた時も、むしろちゃんと“ごめんなさい”とお詫びしてくれた事に対して感謝して“いいんだよ”と言う返事や態度を示すことが大事だそうです。これはつまり相手に対する敬意を常に持つということです。


“ありがとう”や“ごめんなさい”をちゃんと言えるようになると、次は“ありがとう”と言ってもらえるような事が普通に出来るようになるそうです。例えば電車の中で目の前にお年寄りが立っていたら、席を譲るというような事が普通に出来るようになります。今でも電車の中で良く入口の近くに立って奥の方に詰めない人とか、リュックを背負ったままの人とかがいますが、そういう他の人の迷惑になることもしないようになるという事です。


僕は今でも家の中ではお兄ちゃんとけんかばかりで、“ありがとう”や“ごめんなさい”はあんまり言えないけれど、これからは少しでもちゃんと、先ずは家の外では口に出して言えるようにしたいと思います。


息子が小学生の時に宿題の作文の為に書いたものです。でも息子はボツにしおりました。

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― 新着の感想 ―
[一言] ええ。 素敵な作文なのに、勿体ない。 この作文からも、この子の親は教育がしっかりしているんだなぁと感じました。
[良い点] 素敵ですね。 心があったかくなりました。 読ませていただきありがとうございました。
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