表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全知全能ではないが、神様になりました  作者: 両生類のたまご
1/2

第1話 人間卒業Ⅰ

俺は安部礼司。運動音痴と人間関係に無関心な性格(コミュ障じゃないんだからね…)を除けばほとんどの能力が平均だ。19歳で、もちろん 彼女いない歴 = 年齢 の大学1回生である。


中学の時に入った部活は吹奏楽部。歌よりも器楽曲の方が好きだったので入部したはいいが男子は1人…


顧問に呼び出され、「男はお前だけだったな。チューバを任せた。」というなんともあるあるな方法で楽器が決まった。


一応高校でも続けたが、これだけ女子率の高い部活にいて、彼女いない歴 = 年齢 である。しかし楽器を吹くというのは普通に楽しかった。




まあ、色々あった…という訳もなく平凡に過ごし、一応大学には進学できて3ヵ月というところである。



今日も大学の講義のため、早起きしていつものバスに乗る。



ブロロロ…






(なんかいつもと乗り心地が違うような…気のせいかな?)



(寝ていればつくか。)










ギギギギーーー!!

フワッ…




(なんだ今の音…)

(…ん? ふわ…? もしかして落ちてる?)



目を開けると客がバスの中を舞っている。

パニック状態どころではない。


外を見ると、地面と青空が移り変わっている様子が見える。

側転しながら落ちているようだ。





回転しながら落ちるジェットコースターは、某テーマパークのウーエスジェーにもあったが、側転するジェットコースターは見たことがない。


転生でもできたら遊園地で考案してみるか。








ジェットコースター乗れないけど…












あと、落ちるまでって結構時間かかるもんだな…

死に際に時間が長く感じるってやつか。


今のうちに両親にLIONで一言送っておこう。


(今までありがとう、本当に楽しい19年でした。)

送信…










ズドン


血が流れていく。意識も遠のいていく。

(ああ…悪くない人生だったな。)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ