世界を護る為の詩
世界は人の数だけ存在する
あなたにも!
それは自分が築き上げた世界
誰にも侵す権利など無い!
あなたにも!
だから──
無を有にする
この苦労を知っている人間なら
出来ないのである
出来ないはずなのである
有に手を出し
悪びれるそぶりもなく
神を追い出し
我が物顔でのさばる
腐っている!
腐っている!
腐っている!
なぜ涙が流されるのだろう
他人の世界に手を出して
何とも思わないようなモノは
今すぐ世界から消えるべき!
自分の世界でおとなしく
似たようなモノ達を集め
汚い心を舐め合っていればいい!
わたしは涙に寄り添い
あなたが築いた世界が
如何に素晴らしいかを説こう
「世界に手を出して!」
「仲間に涙を流させて!」
「さあ、償いの時間の始まりだ!」
自分で考えることをやめた人間は、そこにいる価値など無いのです──