表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/16

01 序章。


ハロハロー!

短編「脇役姉御は逃げ切らなかった」

ルカゼと、ソーヤ、ナノン、リクノの出逢いからスタートする長編版です!


短編のシーンまで書かないかもしれないです。恋愛よりファンタジー寄りかもしれません。


前世はこのまま思い出さなければいいと思います。

一先ず、ルカゼ達の絆を描いていきます!


20151117



 甘さを求めていた。

 心も身体も、疲れきっていたから、生チョコを口の中で転がして溶かしながら、ゲームをする。

 恋愛シミュレーションゲームのアプリ。ハマって、稼いだお金を注ぎ込んでしまっている。

 ファンタジーの世界が舞台。

 アマンという名の魔物と戦う部隊の中に、配属されるところから始まる。

 隊長は姉御肌の女性。ただの脇役にすぎないけれど、ヒロインを含めて登場人物達を支える素敵な女性だ。

 黒髪に赤いメッシュが混ざった長めのボブヘアー。ややつり上がった大きな瞳は魅力的な深紅色。長身で短パンとロングブーツ。


「ルカゼ姉さん、素敵だわー」


 ヒロインが攻略対象者を取り合うようなライバルかと思えば、ルカゼは彼らを異性とは見ていない。彼らもまた、単に隊長として慕っているだけ。恋愛に関して相談に乗ったり、攻略対象者の背中を押してくれる。

 頼れるお姉さんで、男前で、そして強くて眩しい。

 ルカゼもヒロインとしてプレイできたらいいのに、なんて日々思う。

 ともに命懸けで仕事をしていく中――とは言え、戦闘の描写も魔法のファンタジー的な描写も、簡潔で迫力はなし――ヒロインが配属される。

 王都から遙々国外れの部隊に来た理由は、ルカゼに憧れたからだ。

 ブロンドの長いストレートヘアーの小顔のヒロインは、まるでお姫様のようにちやほやされる。一人を選ぶとその人に一直線だけれど、周りも程よい距離を保ったまま愛でてくれるのだ。常に逆ハー状態。一人と甘ったるく濃厚な恋愛が展開される。

 それを生チョコとともに頬張っていたら、溶けきれない大量のチョコが喉に詰まった。

 疲労のあまり身体は重すぎて、動くことも息も出来ず、そして――――




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ